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出産に関する解説

正期産の基礎知識と重要性

正期産とは、妊娠37週から41週までの間のお産のことです。 妊娠37週未満でお産となる場合は「早産」、妊娠42週を過ぎてからのお産となる場合は「過期妊娠または過期産」と呼ばれます。正期産でのお産は、赤ちゃんが十分に成長しており、身体的にも精神的にも出産の準備が整っている状態とされています。正期産でのお産は、早産や過期産に比べて、母子ともに合併症を起こすリスクが低いと言われています。
出産に関する解説

前期破水とは?原因、症状、対処法について解説!

前期破水とは、陣痛が始まる前に破水してしまうトラブルです。羊膜の一部またはすべてが破れてしまい、羊水が膣から漏れてしまいます。 前期破水は、通常、妊娠37週以降に起こりますが、それより早い時期に起こることもあります。前期破水が起こった場合、すぐに病院を受診する必要があります。 前期破水の原因は、はっきりとはわかっていません。しかし、次のようなことが原因となる可能性があります。 ・感染症 ・外傷 ・子宮頸管の異常 ・多胎妊娠 ・子宮筋腫 ・羊水過多 ・胎児異常 前期破水の症状は、破水です。破水は、突然起こることもあれば、少しずつ漏れてくることもあります。破水した場合は、すぐに病院を受診する必要があります。
子どもの教育に関する解説

責任実習とは?保育実習の最終段階

責任実習とは、実習生が学級担当としての役割を担い、一日の保育活動に責任を持って取り組む仕上げの実習のことである。担任の指導を受けながら、「日の指導計画」を作成し、登園から降園までの保育活動を一貫して担当する。責任実習は、実習生の保育者としての資質や能力を総合的に評価する機会となる。 責任実習では、実習生は、保育計画の立案、保育活動の実施、保護者とのコミュニケーションなど、保育者の役割をすべて経験する。責任実習を通して、実習生は、保育者としての自覚を強め、保育の専門性を身に付けることができる。
その他

「専門里親」とは?

専門里親とは、虐待や非行など、専門的な援助を必要とする子どもを養育する里親のことです。 実家庭への家庭復帰や家族統合、自立支援を目的としていることが特徴です。そのため、専門的な研修を受ける必要があります。 専門里親の役割は、子どもに安定した生活環境を提供し、健全な成長をサポートすることです。 虐待や非行などの問題を抱えた子どもは、通常の子どもよりも多くのケアやサポートを必要とします。専門里親は、子どもの問題に理解を示し、適切なケアやサポートを提供することで、子どもの健全な成長をサポートします。 専門里親は、養育だけでなく、実家庭との連携や自立支援にも取り組んでいます。 実家庭との連携は、子どもの問題解決や家庭復帰のために重要です。自立支援は、子どもが社会の中で自立して生活できるようにするために重要です。専門里親は、これらの取り組みを通じて、子どもの健全な成長をサポートしています。
出産に関する解説

前駆陣痛について

前駆陣痛とは、お産が近づくと、1日に数回、軽い月経痛のようなおなかの張りを感じることがあります。でも張りは不規則で、すぐに消えます。本格的な陣痛とは違います。 前駆陣痛は、出産の数週間前から数日前まで起こり、おなかが張ったり、背中が痛んだりすることがあります。また、下痢や吐き気などの症状が現れることもあります。前駆陣痛は、お産が近づいているサインなので、注意深く観察する必要があります。

しかし、本陣痛と異なり、前駆陣痛は通常数分以内に消え、1時間に4回以下起こります。また、前駆陣痛は痛みを伴うことがありますが、通常はそれほど強くはありません。しかし、前駆陣痛が強くなったり、規則的になったり、1時間に4回以上起こるようになった場合は、本陣痛が始まっている可能性があります。その場合は、すぐに産婦人科を受診してください。
新生児ケアに関する解説

育児に役立つ!知っておきたい先天性代謝異常の基礎知識

先天性代謝異常とは人が外から物質を吸収し、合成したり分解して、その生命活動を維持しています。この体内での化学変化が「代謝」です。食べ物を消化吸収、分解してエネルギー源に変換するのもその一つですね。代謝異常とはこの働きにトラブルが起こることです一方、子どもの代謝異常はそのほとんどが先天性(生まれつき)です。そして、こうした先天性代謝異常は、早期発見・早期治療でその病気による悪影響を予防できるものもあります。たとえばアミノ酸の代謝異常で起こるフェニルケトン尿症やメープルシロップ尿症などです。新生児のスクリーニング検査は、これらの病気を早期発見するために行われています。
子どもの教育に関する解説

生活カリキュラムとは?

育児において、生活カリキュラムという用語は、園生活における子どもの生活経験を基にするとともに、生活経験を見通したカリキュラムの編成のことであり、子どもが健やかに成長するために重要な役割を果たします。 生活カリキュラムが必要とされる理由は、まず、子どもが生活の中で様々な経験をすることで、心身の発達を促すことができるためです。生活カリキュラムでは、子どもが日常生活の中で経験する様々な場面を想定し、それら場面に応じたカリキュラムを編成することで、子どもが様々な経験をする機会を提供することができるのです。 また、生活カリキュラムは、子どもが社会性を身につけるためにも重要です。生活カリキュラムでは、子どもが集団生活の中で、友達との関わり方や、大人の指示に従うことなど、社会生活に必要なスキルを学ぶことができるようにカリキュラムを編成することができるのです。 さらに、生活カリキュラムは、子どもが自立性を身につけるためにも重要です。生活カリキュラムでは、子どもが日常生活の中で、自分でできることを増やすようにカリキュラムを編成することで、子どもが自立性を身につけることができるのです。
妊娠中に関する解説

切迫流産とは?原因や症状、治療法を解説

切迫流産とは、流産が迫っている状態です。サインは、出血と下腹部痛です。切迫流産は、胎児が母体から剥がれてしまいそうな状態のことです。多くは妊娠初期(妊娠20週未満)に起こります。 切迫流産の原因は、様々です。その主な原因は、子宮頸管の軟化や短縮、子宮頸管無力症、子宮筋腫、子宮腺筋症、多胎妊娠、感染症、ストレスなどです。また、妊娠中期の切迫流産では、前置胎盤や常位胎盤早期剥離、羊膜炎などがあります。
乳児ケアに関する解説

生活リズムとは?乳幼児期の安定した生活リズムの重要性

生活リズム(睡眠、活動、休息などが安定した生活展開のこと。乳幼児期には、毎日の安定した生活のリズムは不可欠です。一日の生活活動・内容をどのように配慮していくのかが、デイリープログラムによる保育の基本となります。) 生活リズムとは、人間が1日に繰り返す睡眠、活動、休息などのパターンです。乳幼児期には、毎日の安定した生活のリズムが不可欠です。生活リズムが整うことで、乳幼児は心身ともに健やかに成長することができます。 生活リズムが整っていないと、乳幼児は夜泣きをしたり、食欲が低下したり、機嫌が悪くなったりすることがあります。また、成長や発達にも影響を及ぼす可能性があります。 生活リズムを整えるためには、乳幼児の年齢や発達段階に合ったデイリープログラムを作成することが大切です。デイリープログラムとは、1日の生活活動や内容を時系列で示したものです。デイリープログラムを作成することで、乳幼児の生活リズムを整え、健やかな成長を促すことができます。
子どもの発達に関する解説

染色体異常って何?

染色体とは、人間の遺伝子(DNA)は、細長い糸が二重のらせんになった構造をしています。このらせん糸はとても長いので、折りたたみ、さらにくるくると毛糸のように太く巻いて収納します。それが「染色体」です。染めて顕微鏡で見ることができるので、こう呼ばれます。人間は23ペア、46本の染色体を持っています。地球で生きる生物は、動物はもちろん、虫や植物もすべて染色体を持っているのです(ただし染色体の数は違います)。
その他

全国社会福祉協議会とは?その役割と活動内容

社会福祉協議会の全国組織である全国社会福祉協議会は、社会福祉法における「社会福祉協議会連合会」にあたります。厚生労働省等、国の機関との協議、各社会福祉協議会との連絡・調整、福祉に関する調査・研究、出版等の活動を行っている組織です。一般的には、「全社協」の略称で呼ばれることが多いです。 全国社会福祉協議会の役割は多岐にわたります。まず、社会福祉に関する調査・研究を行い、その成果を公表しています。また、社会福祉に関する出版物を発行し、社会福祉の普及啓発に努めています。さらに、社会福祉に関する研修会や講習会を開催し、社会福祉関係者の資質向上を図っています。 社会福祉に関する地域住民の相談に応じ、必要な支援につなげる役割も担っています。社会福祉協議会の窓口には、生活困窮や子育て、介護、障害など、様々な相談が寄せられます。社会福祉協議会では、相談者の話を丁寧に聞き、適切な支援機関を紹介しています。 社会福祉協議会の活動は、地域福祉の向上に欠かせないものです。社会福祉協議会の活動によって、地域住民が安心して暮らせる社会の実現が目指されています。
妊娠中に関する解説

前置胎盤とは?症状や原因、治療法を解説

前置胎盤とは、通常は子宮の上のほうにある胎盤が、子宮口をふさいだり、子宮口の一部にかかってしまうような形で発達してしまう場合をいいます。 胎盤は、赤ちゃんに酸素と栄養を供給し、老廃物を排出する役割を果たしています。前置胎盤になると、胎盤が子宮口をふさいでしまうため、赤ちゃんが産道を通って出てくることができなくなります。 前置胎盤は、分娩時に大出血を起こすリスクが高いため、危険な状態です。前置胎盤と診断された場合は、医師と相談して分娩方法を決めなければなりません。通常は帝王切開で赤ちゃんを出産することになります。 前置胎盤は、超音波検査で早期診断が可能です。妊娠中に超音波検査を受けたときに、前置胎盤と診断された場合は、医師の指示に従って定期的に検査を受け、分娩方法を検討する必要があります。
幼児ケアに関する解説

設定保育とは?~育児のために親が知っておきたい保育方法~

設定保育とは、保育者が明確な指導意図を持ってあらかじめ活動を計画し、子どもを動機づけて保育を行う方法です。 設定保育の目的は、以下のとおりです。 -1. 子どもたちの健やかな成長を促す- 設定保育は、子どもたちの成長発達を促すことを目的としています。 保育者は、子どもたちの興味や関心、発達段階に合わせて活動計画を立て、子どもたちが主体的に活動できるように支援します。また、保育者は子どもたちとのかかわり合いの中で、言葉や社会性、情緒の成長を促します。 -2. 子どもたちに豊かな経験をさせる- 設定保育は、子どもたちに豊かな経験をさせることを目的としています。 保育者は、子どもたちがさまざまな遊びや活動に参加できるように環境を整え、子どもたちの自主性を尊重しながら見守ります。また、保育者は子どもたちと一緒に絵本を読んだり、歌を歌ったり、散歩に出かけたりするなど、さまざまな経験を共有します。 -3. 保護者との連携を図る- 設定保育は、保護者との連携を図ることを目的としています。 保育者は、保護者に対して、子どもたちの発達状況や保育内容を伝え、保護者からの意見や要望を伺います。また、保育者は保護者と一緒に子育てに関する情報を共有したり、子育てに関する相談に乗ったりするなど、保護者との連携を深めます。
その他

接触感染とは?感染経路と予防方法

接触感染とは、感染源と直接または間接的に触れ合うことで起こる感染症です。感染源は、感染症の病原体を保有している人や動物、または、病原体が付着した物です。接触感染は、病原体が皮膚や粘膜から体内に侵入することで起こります。感染源との接触の仕方によって、接触感染は2つのタイプに分類されます。直接接触感染は、感染源と直接触れることで起こる感染症です。これは、感染症の病原体を保有している人とキスをしたり、握手したりすることや、感染症の病原体が付着した物に触れることで起こります。間接接触感染は、感染源と直接触れることなく、感染症の病原体が付着した物に触れることで起こる感染症です。これは、感染症の病原体が付着したドアノブや蛇口に触れたり、感染症の病原体が付着した衣類やタオルを使用したりすることによって起こります。
妊娠中に関する解説

風しんと先天性風疹症候群の関係

先天性風疹症候群とは、妊婦が妊娠の初期に風疹に感染することによって、胎児に異常をきたす病気のことです。先天性風疹症候群の主な症状には、先天性心臓疾患、白内障、難聴などがあります。先天性風疹症候群の発症率は、妊娠中の風しん感染時期によって異なります。妊娠初期に風疹に感染した場合、先天性風疹症候群の発症率は50%以上にもなりますが、妊娠後期に感染した場合の発症率は10%以下です。先天性風疹症候群を防ぐためには、妊娠中の女性が風疹ワクチンを接種することが重要です。風疹ワクチンは、妊娠する可能性のあるすべての女性が接種すべきとされています。
妊娠中に関する解説

臍帯と臍帯血の基礎知識

臍帯とは、胎児と母親の胎盤をつなぐ管状の器官です。 へその緒とも呼ばれ、母親から胎児に栄養と酸素を供給し、胎児の老廃物を排出する役割を果たしています。臍帯は、胎児の成長に合わせて伸びていきますが、出産時には通常50~60cmの長さになります。出産後、臍帯は切断され、残った部分がへそになります。 臍帯血とは、臍帯に含まれる血液のことです。臍帯血には、造血幹細胞が含まれており、白血病などの患者さんの造血力を回復させる治療法に使用されています。臍帯血は、公的臍帯血バンクと提携している産科医療機関でのみ提供可能です。