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乳児ケアに関する解説

指しゃぶり:小さな習慣の大きな意味

指しゃぶりとは、乳幼児が指を口に入れて吸う行動です。これは、多くの乳幼児に見られる一般的な行動であり、通常は成長に伴って自然となくなります。しかし、中には、指しゃぶりを長く続ける乳幼児もおり、これが問題になることがあります。 指しゃぶりには、さまざまな原因があると考えられています。その一つは、乳幼児が空腹や渇きを感じているときです。また、乳幼児が不安やストレスを感じているときにも、指しゃぶりをすることがあります。さらに、乳幼児が退屈しているときや、眠くなっているときにも、指しゃぶりをすることがあります。
出産に関する解説

産道感染とは?感染予防のために帝王切開になる場合も

産道感染とは、母体の持っていた病原体(ウイルスや菌など)が分娩のとき産道の粘膜や血液を介して赤ちゃんに感染することです。B群溶血性連鎖球菌や大腸菌のほか、B型肝炎ウイルス、性感染症である性器ヘルペスやクラミジアなどの感染があります。病原体によっては、感染予防のために帝王切開になる場合もあります。産道感染は、分娩時に産道を通過する赤ちゃんが、母体の持っている病原体に感染することで起こります。産道感染の原因となる病原体には、細菌、ウイルス、真菌などがあり、その種類は様々です。産道感染は、赤ちゃんにとって重篤な合併症を引き起こす可能性のある感染症です。産道感染を防ぐためには、母体の感染症を早期に発見して治療することが重要です。また、分娩前に抗菌薬を投与したり、帝王切開を選択したりすることで、産道感染を防ぐことができます。
出産に関する解説

産科医療補償制度の基礎知識

産科医療補償制度とは? 産科医療補償制度とは、分娩に関連して発症した重度脳性まひ児およびその家族の経済的負担を補償するとともに、脳性まひ発症の原因分析を行い、同様の事例の再発防止に資する情報提供を行う等することによって、紛争の防止や早期解決、産科医療の質の向上を図ることを目的とする制度である。 本制度では、分娩機関の医学的管理下において出生した子どもが一定の基準を満たし、運営組織が補償対象として認定した場合に補償金が支払われる。本制度の運営は公益財団法人日本医療機能評価機構が行っている。
乳児ケアに関する解説

細菌ってなに?

細菌とは、顕微鏡で見ることができる微生物のことです。細菌には、人に有害なものもあれば、人の生活に有用なものもあります。また、人と共生している細菌も存在します。 有害な細菌には、体の中に入り込んで病気を起こすものがあります。例えば、黄色ブドウ球菌は、皮膚や鼻の穴に多く生息していますが、皮膚が傷ついていたり抵抗力が落ちていたりすると、「とびひ」を起こすことがあります。 有用な細菌には、納豆を作る納豆菌などがあります。納豆菌は、大豆を納豆に変えることで、人に有用な栄養素を作り出しています。 共生細菌とは、人と共生している細菌のことです。例えば、腸内にいるビフィズス菌は、人に有害な細菌の増殖を抑え、腸内環境を整える働きをしています。 日和見菌とは、状況によって人に有害になったりならなかったりする細菌のことです。例えば、黄色ブドウ球菌は、大人または健康な皮膚にはなんでもない菌ですが、皮膚が傷ついていたり抵抗力が落ちていたりすると、「とびひ」を起こすことがあります。 抗菌薬とは、細菌を退治する薬のことです。抗菌薬は、細菌が感染して起こる病気の治療に使用されます。
産後ケアに関する解説

産休明け保育とは?知っておきたい基本情報

育児に関する用語「産休明け保育(出産後8週間の産後休暇明け直後から保育所を利用すること。)」とは、出産後8週間の産後休暇明け直後から保育所を利用する制度のことです。産休明け保育は、育児と仕事の両立を支援するための制度であり、産後間もない母親が安心して育児と仕事を両立できるようにするための支援制度です。産休明け保育を利用するためには、出産予定日の4カ月前までに、保育所の申し込みが必要です。また、産休明け保育の利用には、一定の条件があります。
産後ケアに関する解説

搾乳とは?

搾乳のメリット 搾乳は、乳児が母乳を飲まない場合や、母乳の量を増やしたい場合に役立ちます。 搾乳は、乳腺管を刺激することで、母乳の生成を増やす効果があります。また、搾乳により乳房が空になるので、母乳が詰まるのを防ぐこともできます。その為、搾乳は母乳育児を成功させるために非常に重要なプロセスです。 搾乳は、母子の絆を深める効果もあります。搾乳中は、母親と乳児がスキンシップをとることで、お互いの愛情を確認し合うことができます。また、搾乳は、母乳育児をより快適にする効果もあります。搾乳により乳房が空になることで、乳房の張りを軽減することができます。
出産に関する解説

産瘤とは?赤ちゃんのお産の時の頭のむくみ

産瘤とは、出産時に赤ちゃんの頭が産道を圧迫されることでできるむくみのことです。産瘤は、産道の圧迫によって頭蓋骨が変形することで発生します。産瘤は通常、1週間程度で自然に消えますが、まれに数週間かかることもあります。産瘤は、赤ちゃんの健康に影響を与えることはほとんどありませんが、まれに神経系の問題を引き起こすことがあります。 産瘤は、出産時に胎児の頭が骨盤の狭い部分を通過する際に、頭蓋骨が変形してできるものです。産瘤は、出産時のトラブルの1つとして知られていますが、通常は1週間ほどで自然に消えていきます。産瘤は、出産時に胎児の頭が骨盤の狭い部分を通過する際に、頭蓋骨が変形してできるものです。産瘤は、出産時のトラブルの1つとして知られていますが、通常は1週間ほどで自然に消えていきます。
子どもの教育に関する解説

里親制度って何?役割や種類、支援金や制度利用までの流れ

里親制度とは、様々な事情により家庭での養育が困難であったり、受けられなくなった子どもたちを家庭環境のもとで養育する、児童福祉法に定められた制度です。 里親は、家庭で暮らすことができるようになるまで、もしくは成人18歳になるまで養育養護を行います。里親には、養育里親、親族里親、専門里親、養子縁組里親などがあります。 養育里親は、家庭で暮らすことができるようになるまで、もしくは成人18歳になるまで養育養護を行う里親です。 養育里親は、児童相談所や里親会などの里親あっせん機関を通じて、児童とマッチングされます。 親族里親は、児童の親族が里親になることをいいます。 親族里親は、児童と近しい関係にあるため、児童の養育養護を行う際に、児童の育った環境や文化を尊重することができます。 専門里親は、虐待を受けた子どもなど専門的なケアが必要な子どもを預かる里親です。 専門里親は、児童相談所や里親会などの里親あっせん機関を通じて、児童とマッチングされます。専門里親は、児童への専門的なケアを行うことができるよう、研修を受ける必要があります。 養子縁組里親は、養子縁組を前提とした里親です。 養子縁組里親は、児童相談所や里親会などの里親あっせん機関を通じて、児童とマッチングされます。養子縁組里親は、児童の養育養護を行い、児童が成人18歳になるまでに養子縁組を行うことを目指します。
産後ケアに関する解説

産褥期を理解しよう

産褥期(分娩がすんで、女性の体が妊娠前の状態に戻っていくための時期(期間)をいいます。一般に、分娩後6週あるいは8週までです。)は、分娩後の女性が体の回復と新しい生活への適応を行う重要な時期です。産褥期には、ホルモンの変化、体の痛み、睡眠不足、情緒不安定など、さまざまな症状が現れることがあります。産褥期に起こる主な症状は以下の通りです。 * ホルモンの変化出産後、エストロゲンとプロゲステロンのレベルが急激に低下します。これにより、気分のむら、疲労、不眠、ほてり、発汗などの症状が現れます。 * 体の痛み出産後、会陰切開や帝王切開の傷口の痛み、子宮の収縮による痛み、乳房の張りや痛みなどの症状が現れます。 * 睡眠不足新生児の世話で睡眠時間が不足し、疲労やイライラなどの症状が現れます。 * 情緒不安定出産後のホルモンの変化や、育児のストレスなどにより、情緒不安定になり、気分のむら、イライラ、不安、抑うつなどの症状が現れます。 産褥期には、これらの症状を和らげ、体の回復を促進するためのケアが必要です。産褥期のケアには、以下のようなことが含まれます。 * 休息産褥期には、十分な休息をとることが大切です。新生児の世話は大変ですが、無理をせず、できる限り体を休めるようにしましょう。 * 栄養産褥期には、栄養バランスのとれた食事をとることが大切です。タンパク質、ビタミン、ミネラルを十分に摂取するようにしましょう。 * 運動産褥期は、体を動かすことが大切です。軽い散歩やストレッチなどから始め、徐々に運動量を増やしていきましょう。 * メンタルケア産褥期には、情緒不安定になりやすいので、メンタルケアも大切です。家族や友人などのサポートを受け、無理をせず、自分のペースで育児をしていきましょう。
妊娠中に関する解説

サイトメガロウイルスって何?

サイトメガロウイルスはヘルペスウイルス科に属するウイルスで、一度感染すると体内に潜伏する性質があります。多くの人は成長の過程でウイルスを持った他の人との密接な接触(ウイルスが尿やだ液に排出されるため)などで自分でも気づかないうちに感染、免疫(抗体)を獲得しますが(不顕性感染といいます)、妊娠初期に初感染、再感染、または持っていたウイルスが活性化した場合、胎児に肝障害や運動障害、難聴などの影響が出ることがあります。胎児への影響はウイルス量にも左右されると考えられています。 サイトメガロウイルスの感染は無症状の場合が多く、症状がでても軽い風邪のようで、通常は数週間以内に軽快します。しかし、免疫不全の人や新生児では、肺炎や網膜炎などの重篤な合併症を引き起こすことがあります。 サイトメガロウイルスの治療には抗ウイルス薬が使用されますが、ウイルスの潜伏感染を防ぐことはできません。そのため、妊娠中は感染を予防することが重要です。感染を予防するためには、ウイルスを持った人と密接に接触しないこと、手洗いとうがいを励行すること、生後6カ月間まで母乳を飲ませることなどが大切です。
産後ケアに関する解説

産後うつ病とは?そのサインと対処法

産後に発症するうつ病を産後うつ病と言います。産後うつ病は、産後のお母さんの10~15%に生じるとされています。産後うつ病のサインとしては、1日中気分が沈む、日常生活の中で興味や喜びが感じられない、赤ちゃんに何の感情もわいてこない、食欲もなく体重が減る、不眠/睡眠過多などが挙げられます。 産後うつ病と似た症状として、マタニティ・ブルー(ズ)があります。マタニティ・ブルー(ズ)も、産後うつ病と同様に気分が沈んだり、興味や喜びを感じられなくなったりする症状が出ます。しかし、マタニティ・ブルー(ズ)は一時的なもので、自然に治ります。一方、産後うつ病は、こうしたしずんだ気分が2週間以上続き、治療を必要とする病気です。 産後うつ病かなと思ったら、早めに精神科医や心療内科医、地域の保健所・保健センターなどに相談しましょう。
子どもの遊びに関する解説

育児用語『散歩』について

散歩は、幼児の成長と発達に欠かせない活動です。散歩をすることで、幼児は、自然と触れ合い、季節の移り変わりや動植物の多様性を学ぶことができます。また、散歩は、幼児の身体的発達にも効果的です。散歩をすることで、幼児は、歩く、走る、登るなどの運動能力を高め、体力を養うことができます。さらに、散歩は、幼児の社会性や情操の発達にも効果的です。散歩をすることで、幼児は、友達とのコミュニケーションをとる機会を増やし、協調性を養うことができます。また、散歩は、幼児が地域の人々と触れ合う機会を増やし、地域への愛着心を育むことができます。
その他

里親、知っていますか?

里親制度とは、児童福祉法に定められた里親制度に基づき、様々な事情により家庭での養育が困難であったり、受けられなくなった子どもたちを家庭環境のもとで養育する制度のことです。 里親には、家庭で暮らすことができるようになるまで、もしくは成人18歳になるまで養育養護を行う「養育里親」、親族がなる「親族里親」、虐待を受けた子どもなど専門的なケアが必要な子どもを預かる「専門里親」、養子縁組を前提とした「養子縁組里親」などの種類があります。 里親になるには、まず児童相談所に相談し、適性や資格要件などの審査を通じて可否の判断がなされ、認定を受け里親として登録されます。その上で、子どもと里親のマッチングなどを考慮して委託が行われます。 里親は、児童福祉司などの指導や援助を受けつつ子どもを養育し、その費用として委託費が支給されます。
その他

育児の用語『栽培』の意味と子育てとの関係

栽培とは、植物を育てることです。土を耕し、種や苗を植え、水やりや肥料を与えて世話をすることで、植物を成長させていきます。栽培は、花や野菜、果物など、さまざまな植物を育てることができます。 栽培を行うことで、植物の成長過程を観察したり、収穫した植物を食べたりすることができるようになります。また、栽培は、自然に親しみ、環境について学ぶ機会にもなります。 栽培は、家庭菜園やガーデニングとして、多くの人々に楽しまれています。家庭菜園では、野菜や果物を育てることで、新鮮で安全な食材を収穫することができます。ガーデニングでは、花や観葉植物を育てることで、部屋や庭を彩ることができます。
出産に関する解説

産道とは?骨産道と軟産道について

骨産道とは、分娩時に赤ちゃんが通過する骨盤の内側のことを言います。骨産道は、恥骨、坐骨、仙骨、尾骨で構成されるリング状の構造をしており、赤ちゃんが骨産道を通過するためには、骨盤の大きさと形が適切である必要があります。骨産道が赤ちゃんの頭に対して狭い場合は、児頭骨盤不均衡と呼ばれます。児頭骨盤不均衡は、分娩異常の原因の一つであり、帝王切開などの手術が必要となる場合があります。
乳児ケアに関する解説

白湯とは?作り方と赤ちゃんに与えるメリット

白湯とは、一度沸騰させたお湯を、飲めるくらいまでにさましたもののことです。別名「湯冷まし」とも呼ばれます。白湯は、水に比べて殺菌効果があり、体の毒素を排出する効果があると言われています。また、白湯は消化器官を整えてくれるので、胃腸の調子が悪いときにもおすすめです。白湯にはカフェインが含まれていないため、就寝前や体調が悪いときでも安心して飲むことができます。