「お」で始まる

幼児ケアに関する解説

おむつはずしとは?

おむつはずしとは、おむつを卒業し、「自分でトイレ(おしっこ)」ができるようになることです。以前は、「おむつはずしは1歳半から」などと言われましたが、この時期はまだまだ失敗のほうが多いものです。最近は、3歳くらいまでに……が一般的のようです。なお、「おむつは(親が)はずす」ものではなく、子どもみずからが「はずして」いくもの、という意味で「おむつはずれ」と言うこともあります。
子どもの発達に関する解説

応答的環境 – 子どもの好奇心を育む環境とは?

応答的環境とは、子どもの好奇心をくすぐり、子どもがかかわってみたくなる環境のことです。 この言葉は、子どもにとっての環境を、単なる物として存在する環境ではなく、子どものアプローチに反応していく環境としてとらえたものです。 応答的環境を提供することは、子どもの健やかな発達を促す上で重要です。子どもが自分の周りにある世界を探索し、学ぶためには、その世界が自分の行動に反応してくれる必要があります。そうすることで、子どもは自分の行動が周囲の世界に影響を与えることを学び、自己効力感を育むことができます。 応答的環境は、様々な方法で、そして様々な場面で提供することができます。例えば、親子の触れあい遊びや、子どもが遊んでいるときに親が声をかけることは、応答的環境を提供する方法の一つです。また、公園や児童館など、子どもが自由に探索できる環境を用意することも、応答的環境を提供することになります。 応答的環境は、子どもの発達にとって不可欠なものです。子どもたちに、健やかな発達を促すためには、応答的環境を提供することが大切です。
新生児ケアに関する解説

赤ちゃんの大泉門を理解する

大泉門とは、赤ちゃんの頭蓋骨の頂点にある、骨と骨の継ぎ目部分です。 ひし形の形状をしており、ママが触ると「ぺこぺこしている」と感じる部分です。生まれたばかりの赤ちゃんの頭蓋骨は、左右、前面などいくつかのパーツに分かれており、それぞれの継ぎ目部分にすき間があります。分娩時には、このすきま部分を利用して骨と骨が重なり合い、頭のサイズを小さくして狭い産道を通ります。ちなみに後頭部にあるすきま部分は「小泉門(しょうせんもん)」といいます。小泉門は、三角形の形をしています。
出産に関する解説

お七夜とは?その意味と由来を知ろう!

お七夜は、赤ちゃん誕生の日から数えて7日目のお祝いです。この日には同時に「命名式」を行うしきたりがあります。 お七夜の由来は、昔は生まれて数日のうちに亡くなる赤ちゃんも多く、この日は赤ちゃんの無事な成長を願う大事な日でもありました。 江戸時代には、お七夜に親戚や友人たちを集めて、赤ちゃんの名前を発表する「命名式」を行うことが一般的でした。 命名式では、赤ちゃんに名前を付けるだけでなく、その子の無事な成長を願って、お食い初めや初湯などの儀式を行うこともあります。 現在でも、お七夜に命名式を行う家庭は多く、赤ちゃんの誕生を祝う大切なイベントとなっています。
子どもの発達に関する解説

オペレッタとは?育児に関する用語解説

オペレッタとは、セリフやナレーションを交えながら、歌やダンス、演奏で物語を表現する音楽劇のことです。 オペラと似ていますが、オペラは本格的な歌劇であるのに対し、オペレッタは軽快で楽しい音楽劇です。オペレッタは、19世紀半ばにフランスで誕生し、その後ヨーロッパ各国に広がりました。日本では、明治時代に紹介され、現在でも多くの学校や劇団で上演されています。 オペレッタの魅力は、その軽快な音楽と楽しいストーリーにあります。オペレッタでは、子供たちが歌ったり、踊ったり、楽器を演奏したりすることで、表現する喜びを味わうことができます。また、オペレッタを通して、友達との協力やチームワークを学ぶことができます。オペレッタは、子供たちの成長に役立つ貴重な体験なのです。
出産に関する解説

産徴(おしるし)とその意味とは

おしるしとは、お産の前に見られる血液の混じった少量のおりもののことです。「産徴(さんちょう)」とも呼ばれます。分娩が近づいて胎児が下がってくると、胎児・羊水を包んでいる卵膜の一部が子宮の壁といっしょに剥がれ、分泌物(おりもの)とともに外に出てくるのです。おりものには血液が混じっているので、ピンク色や茶色っぽい色をしており、量が少なく粘り気があります。 おしるしは、正期産(妊娠37週以降)であれば、お産の始まりを知らせるサインとして認識されますが、「おしるしがなくとも陣痛・分娩が始まることもあるし、おしるしから数日たって陣痛が始まることもあります。」そのため、おしるしがあってもなくても、産院に連絡して指示を仰ぐことが大切です。
幼児ケアに関する解説

お迎えの重要性ときれいな気持ちで受け取るためのヒント

-お迎えの意味とは?- お迎えとは、保育園や幼稚園、学校に通っている子どもを、親または保護者がお迎えに行くことです。お迎えの時間は、各施設によって異なりますが、一般的には夕方17時~19時頃です。 お迎えでは、保育者と保護者が一日の様子や連絡事項を伝え合うことが大切です。保育者は、子どもの様子を保護者に伝え、保護者は、保育者に子どもの家庭での様子を伝えましょう。また、お迎えの際に、次回のお弁当や持ち物の準備についても確認しておくとよいでしょう。 お迎えは、親と子どもの絆を深める大切な時間でもあります。お迎え時には、子どもを笑顔で迎え、ぎゅっと抱き締めてあげましょう。また、お迎えの後に、子どもと今日の出来事についてゆっくりとお話しするのもよいでしょう。 お迎えは、親と子どものコミュニケーションを深める大切な時間です。ぜひ、お迎えの時間を大切にして、子どもとの絆を深めていきましょう。
その他

お母さん座りとあぐら→ その呼び名の由来

お母さん座り (子供に分かりやすく、正座のことを「お母さん座り」や「お客さん座り」と呼び、あぐらを「お父さん座り」と呼ぶ。) お母さん座りとは、子供に分かりやすく、正座のことを「お母さん座り」や「お客さん座り」と呼び、あぐらを「お父さん座り」と呼ぶことです。この呼び方は、お母さんが正座をすることが多く、お父さんがあぐらをかくことが多いという家庭が多いことに由来しています。 お母さん座りは、子供に正座の姿勢を教えるときに使うと、子供にとって分かりやすいでしょう。また、お母さん座りは、子供がお客さんを迎え入れるときや、食事をするときなど、フォーマルな場面で使うことができます。
乳児ケアに関する解説

お食い初めとは?

お食い初めは、赤ちゃんの生後100日目または110日目に行われる儀式で、赤ちゃんに初めて食べ物を与えるお祝いです。お食い初めは、赤ちゃんが一生食べ物に困らないようにとの願いを込めて行われます。 お食い初めは、平安時代から行われていたとされており、江戸時代には、庶民の間にも広まりました。明治時代には、お食い初めの儀式が簡略化され、現在のような形になりました。 お食い初めは、男の子と女の子で儀式の内容が異なります。男の子の場合は、鯛の尾頭付き、女の子の場合は、鯛の頭付きの料理を赤ちゃんの前に置きます。赤ちゃんの口に食べ物を運ぶのは、父親または母親が行います。 お食い初めは、赤ちゃんの成長を祝う大切な儀式です。赤ちゃんが一生食べ物に困らないように、また、健康に育つようにとの願いを込めて、お食い初めを大切に守りましょう。
その他

保育料の応能負担とは?

応能負担とは、福祉サービスを利用する際に、利用者の所得に応じて必要な費用が変動することをいいます。育児に関する応能負担としては、認可保育園で保育サービスを利用する際に世帯の所得に合わせ保育料が変動する制度があります。 応能負担の意義は、低所得世帯がより手頃な価格で保育サービスを利用できるようにし、子育て世帯の経済的負担を軽減することです。また、子育て世帯の経済状況の変化に対応して保育料が調整されるため、子育て世帯が安心して保育サービスを利用できる環境が整います。 さらに、応能負担によって保育サービスの公平性が高まり、富裕層と貧困層の格差を縮小する効果があると考えられています。
子どもの発達に関する解説

おたふく風邪とは?原因や症状、予防対策を解説

おたふく風邪(流行性耳下腺炎のこと)は、耳の下にあるリンパ腺が腫れるため、おたふくのような面相になることからこう呼ばれています。潜伏期は2~3週間で、発病前7日~発病後10日頃まで感染力があります。症状は、発熱、頭痛、筋肉痛、倦怠感などで、耳の下が腫れて痛みを伴うのが特徴です。合併症として、髄膜炎、脳炎、難聴、精巣炎などが起こる可能性があります。おたふく風邪は、飛沫感染によって広がります。そのため、感染者との接触を避け、手洗い、うがいを徹底することが予防につながります。また、おたふく風邪の予防接種を受けることで、発症を予防することができます。おたふく風邪と診断された場合は、自宅で安静にして、医師の指示に従って治療を受けることが大切です。
産後ケアに関する解説

知っておきたい!赤ちゃん誕生後の『お宮参り』

お宮参りとは、無事に出産したこと、そして赤ちゃんの健やかな成長を願い、初めて赤ちゃんと共に土地の守り神(氏神・うじがみ)様に参拝する儀礼のことです。初宮詣(はつみやもうで)や産土神(うぶすなかみ)参りとも言います。男の子は31日目、女の子は32日目に行うのが一般的ですが、現代は赤ちゃんの健康やママの回復などを考え、日を選ぶのが一般的になっています。 お宮参りでは、赤ちゃんの名前や住所を奉告し、お祓いを受け、お守りやお札をいただきます。また、親戚や友人からお祝いをいただくこともあります。お宮参りは、赤ちゃんの誕生を祝い、これからの成長を願う大切な儀式です。
幼児ケアに関する解説

お集まりって何?

お集まりの目的とは? お集まりは、自由保育から一斉保育に移行するときや、出欠席などを確認するために子供を集合させることです。お集まりを行う目的は、子供たちの安全を確認すること、集団生活のルールを教えること、そして子供同士の交流を促進することです。 お集まりでは、まず子供たちの名前を呼んで出欠席を確認します。次に、今日の予定や活動内容を説明します。そして、お集まりを始める前に、子供たちに集団生活のルールを教えます。例えば、「手を挙げてから話すこと」「人の話を最後まで聞くこと」「順番を守る」などのルールです。 お集まりは、子供たちが集団生活のルールを学び、社会性を身につけるための重要な機会です。また、お集まりでは、子供同士が交流する機会もあり、友達を作るきっかけにもなります。
乳児ケアに関する解説

おむつかぶれとは?原因と予防法を解説

おむつかぶれとは、おむつを装着している部分に生じる皮膚トラブルの総称です。おむつの中は高温多湿で、赤ちゃんの排泄物によって皮膚が常に刺激されている状態です。そのため、おむつかぶれは、赤ちゃんに非常に起こりやすい皮膚トラブルです。 おむつかぶれの症状は、主に以下のとおりです。 * おむつの装着部分の皮膚が赤くなる * 皮膚に小さな発疹ができる * 皮膚がただれる * 皮膚がじゅくじゅくする * 皮膚から膿が出る おむつかぶれは、赤ちゃんの皮膚に大きなダメージを与えることがあります。そのため、おむつかぶれを予防することが大切です。おむつかぶれを予防するには、以下のことに気をつけましょう。 * おむつをこまめに取り替える * おむつを交換する際に、赤ちゃんの皮膚を優しく洗う * おむつを交換した後に、赤ちゃんの皮膚に保湿剤を塗る * おむつの中の通気を良くする * 赤ちゃんの皮膚を清潔に保つ
子どもの発達に関する解説

育児の基礎知識:追視とは?

追視とは、動くものを追う眼球の動きをいいます。赤ちゃんがお母さんが動くのを目で追ったり、おもちゃの動きを目で追ったりします。これで見える世界が広がっていきます。追視は、赤ちゃんの発達にとって重要な役割を果たします。追視をすることで、赤ちゃんは物の動きを認識したり、距離感や速度を判断したりすることができるようになります。また、手と目の協応を促したり、空間認知能力の発達を促したりする効果もあります。 追視は、生後数ヶ月から始まる発達段階です。最初は、赤ちゃんは目の前で動く物体を追うことができます。その後、次第に左右や上下に動く物体を追うことができるようになります。1歳頃になると、赤ちゃんは複雑な動きをする物体を追うことができるようになります。追視の発達は、赤ちゃんの発達段階を測る指標の一つにもなっています。
新生児ケアに関する解説

黄疸とは?その種類と兆候

黄疸とは、胆汁色素であるビリルビン(黄色の色素)が皮膚や粘膜に沈着した状態のことを言います。赤ちゃんは生まれつきビリルビンを分解する機能が弱く、生後間もなく多くの赤ちゃんが黄疸になります。これは新生児黄疸(生理的黄疸)と呼ばれ、生後1~2週間くらいで徐々にひいていきます。 母乳で育てられている赤ちゃんの場合、黄疸が長く続くことがあります。これは母乳性黄疸と呼ばれ、1~2か月くらい続くこともあります。母乳性黄疸は、母乳に含まれる物質がビリルビンの分解を邪魔するためと考えられています。 黄疸の原因となるものは他にもあります。例えば、肝臓の病気や胆道の病気、溶血性貧血などです。これらの病気があると、ビリルビンの産生が増えたり、分解が妨げられたりして、黄疸が起こります。
妊娠中に関する解説

帯祝いってなに?由来や準備品を解説!

帯祝いは、妊娠5か月目の「戌の日(いぬのひ)」に、妊婦さんに白布の腹帯を巻き、安産を祈る儀礼です。用いる帯は「岩田帯」と呼ばれます。お産が軽い(安産)の犬(戌)にあやかろう、というものです。「着帯(ちゃくたい)の祝い」ともいいます。 帯祝いの由来は室町時代にまでさかのぼります。当時、犬は安産のお守りとして珍重されており、妊婦さんは戌の日に犬の帯を巻いて安産を祈るようになりました。江戸時代になると、帯祝いは庶民の間にも広がり、現在では日本全国で行われるようになりました。 帯祝いの歴史は、安産祈願という目的から始まりましたが、次第に妊婦さんや赤ちゃんのお祝いという意味合いが強くなっていきました。現在では、帯祝いは妊婦さんや赤ちゃんを祝福する大切な機会として定着しています。
産後ケアに関する解説

悪露について知っておくべきこと

悪露とは、お産の後、子宮内腔から排出される分泌物のことです。血液、粘液、胎盤の一部を含む暗赤色の分泌物で、お産の後は大量に出ます。悪露の量は、産後1~2日でピークに達し、その後は徐々に減っていきます。通常、産後6週間程度で悪露はなくなります。 悪露には、血の塊が含まれることがありますが、これは正常なことです。ただし、悪露に血の塊が大量に含まれている場合や、悪露の量が多すぎる場合、悪臭がする場合は、受診してください。これらは、産後感染症の兆候である可能性があります。 悪露のケアは、産後感染症を防ぐために重要です。悪露が出たときは、清潔な当て布やパッドを使って、優しく拭き取ってください。また、産後はシャワーを浴びるようにしましょう。湯船には、悪露が止まるまで入らないようにしてください。