「い」で始まる

幼児ケアに関する解説

インフルエンザについて知っておきたいこと

インフルエンザの症状と感染方法 インフルエンザの症状は、発熱、せき、のどの痛み、筋肉痛、頭痛、疲労感などです。消化器症状として、嘔吐や下痢を伴うこともあります。 潜伏期間は1~4日です。 インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することで発症します。インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型の3種類があり、それぞれ複数の亜型があります。A型インフルエンザウイルスは、人間と動物の両方で感染することができ、B型インフルエンザウイルスは人間の間でのみ感染します。 インフルエンザウイルスは、感染者の咳やくしゃみによって空気中に放出されます。そのウイルスを吸い込むことで、健康な人が感染します。また、インフルエンザウイルスに汚染されたドアノブや手すりなどに触れ、その手を口や鼻に運ぶことでも感染することがあります。
その他

「育児休業」制度のしくみと取得方法とは?

育児休業制度とは、育児・介護休業法に基づいて、働いている方が1歳未満の子どもを養育するために休業を取得することができる制度です。休業は子ども1人につき分割して2回まで取得することができ、事業主は原則として申請を拒否することも、これを理由に解雇等不利益な取り扱いをすることも禁じられています。 また、子どもが1歳に達する日においていずれかの親が育児休業中であり、かつ保育所入所を希望しているが入所できない場合など一定の事情がある場合には、子どもが1歳6カ月まで(再延長で2歳まで)育児休業を延長することができます。 2021(令和3)年には、父親が、子の出生後8週間以内に4週間まで育児休業を取得できる「産後パパ育休」が創設されました。
子どもの発達に関する解説

育児用語『一語文』ってなに?

育児のなかに見られる『一語文』 育児において、一語文は、子供が言語を習得する上で重要な段階です。一語文とは、たった一つの単語から成る文であり、子供たちは最初に、自分の欲しいものや要求を伝えるために、一語文を使います。例えば、「ママ」、「パパ」、「ミルク」、「抱っこ」などです。 一語文は、子供たちが言語を理解し、自分の考えや感情を表現するために、必要なスキルを身につける上で、重要な役割を果たしています。また、一語文は、子供たちがコミュニケーションをとるための最初の手段であり、親や他の大人の言葉を理解し、それに応答する方法を学ぶのに役立ちます。 子供たちは、通常、1歳半から2歳頃までに、一語文を使い始めます。そして、2歳半から3歳頃までに、二語文を話せるようになります。一語文から二語文への移行は、子供たちの言語発達における大きな進歩であり、親にとってもうれしい瞬間です。 一語文は、子供たちが言語を習得する上で重要な段階であるため、親は、子供が一語文を使い始めたら、それを積極的に褒めてあげることが大切です。また、子供の一語文を聞いて、それに適切に反応することで、子供は自分が話していることが理解されていると感じ、言語を学ぶ意欲を高めることができます。
子どもの発達に関する解説

知っておきたい育児用語『入歯』

入歯とは、胎児の顎の骨から生成され、永久歯に生え換わる前に生え揃う歯のことです。 乳歯とも呼ばれ、一般的には生後6~12カ月頃に下の前歯から生え始め、2歳半~3歳頃にすべての乳歯が生え揃います。 乳歯は、永久歯に比べて小さく、柔らかく、色も白ではなく少し黄色がかっています。また、乳歯の根は永久歯に比べて短く、歯肉から抜け落ちやすいという特徴があります。 乳歯は、永久歯が生えるまでの間、食べ物を噛んだり、言葉を話したりするのに重要な役割を果たしています。また、乳歯は顎の骨の発育を促し、永久歯がきれいに生えるためのスペースを確保する役割も担っています。 乳歯は、虫歯や歯周病になりやすいという特徴があります。これは、乳歯は永久歯に比べて柔らかく、歯垢がつきやすいからです。また、乳歯は歯肉から抜け落ちやすいという特徴があるため、歯磨きが不十分だと歯肉が炎症を起こし、歯周病を発症するリスクが高まります。 乳歯の虫歯や歯周病を予防するためには、毎日しっかり歯磨きをすることが大切です。また、定期的に歯科医院を受診し、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療を受けるようにしましょう。
子どもの遊びに関する解説

育児用品規格ってなに?

育児用品規格とは、育児用品の安全性を確保するために定められた基準のことです。日本工業標準審査会が定めた「JIS規格」、通産省が定めた「S規格」、製品安全協会が定めた「SG規格」などがあります。これらは、乳首、おむつカバー、衣類、ベビーフード、乳母車、三輪車、歩行器、ブランコ、2段ベットなどの育児用品について、安全性の基準を定めたものです。 JIS規格は、日本工業規格の略で、日本工業標準審査会が制定した規格です。育児用品では、乳首、おむつカバー、衣類などについてJIS規格が定められています。S規格は、特定商品規格の略で、通産省が定めた規格です。育児用品では、ベビーフードなどについてS規格が定められています。SG規格は、製品安全規格の略で、製品安全協会が定めた規格です。育児用品では、乳母車、三輪車、歩行器、ブランコ、2段ベットなどについてSG規格が定められています。
幼児ケアに関する解説

知っておきたい1歳6ヶ月児童健康診査とは

1歳6ヶ月児童健康診査とは、乳幼児の発育状況や健康状態を把握するための定期的な健康診査です。1歳6ヶ月前後になると、乳歯が生え揃い、歩き始めたり喃語を話し始めたりするなど、心身ともに大きく成長する時期を迎えます。このため、1歳6ヶ月児童健康診査では、乳幼児の一般的な発達発育状態を把握するとともに、保護者には必要な指導や助言を行うこともあります。1歳6ヶ月児童健康診査は、市区町村を実施主体として行われる公的な健康診査であり、対象となる乳幼児とその保護者は参加が義務付けられています。
その他

育児サービスとは

育児サービスとは、保育問題検討会によって平成5年1月22日の「官庁速報」で報告された用語です。この報告を受けて、マスコミなどで盛んに使われるようになりました。 育児サービスの定義は、厚生省が定めたものではなく、各個人が独自の解釈をしています。一般的には、育児を支援するサービス全般を指すことが多いです。 育児サービスには、保育所、幼稚園、認定こども園、一時預かり、病児保育、訪問保育、ベビーシッターなど、さまざまな種類があります。 育児サービスの目的は、育児を支援し、子育て家庭の負担を軽減することです。また、子育て家庭の孤立を防ぎ、地域社会とのつながりを促進することも目的としています。
乳児ケアに関する解説

イオン飲料とは?正しい飲ませ方を解説

イオン飲料とは、カリウム、ナトリウムなど各種の電解質(でんかいしつ)を含む水のことです。 電解質とは、体液中に含まれるナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのイオンのことです。これらのイオンは、体のさまざまな機能に重要な役割を果たしています。 イオン飲料は、スポーツドリンクとして販売されているものが多いですが、スポーツをしていない人でも、脱水症状の予防や改善のために飲むことができます。特に、下痢や嘔吐などの症状があるときには、イオン飲料を飲むことが有効です。 しかし、イオン飲料は水代わりに飲むことはできません。 イオン飲料には糖分が含まれているため、習慣的に飲むとむし歯の原因にもなります。また、イオン飲料にはカフェインが含まれているものもあるので、カフェインの影響を受けやすい人は注意が必要です。
その他

医薬品添付文書とは?内容と読み方

育児に関する用語『医薬品添付文書とは?』とは、医薬品の製造・販売を行っているメーカーが作成している説明文書のことです。 その薬の名称、成分、対象となる病気や症状、正しい使い方や量、副作用、使ってはいけない場合や一緒に使ってはいけない薬などが詳細に記されています。医薬品添付文書は、市販薬についてはパッケージに同梱されているので、きちんと読みましょう。医師が処方する薬や、処方医や調剤した薬剤師から説明、注意がありますからきちんと聞きましょう。医薬品添付文書は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構のサイトから、個別の医薬品の添付文書を検索することができますが、不安なことやわからないことはまず医師や薬剤師に相談してください。
子どもの教育に関する解説

育児相談とは?その役割や方法について

育児相談とは、子育てに関する悩みや不安を相談できる場のことです。 育児の悩みや不安は、育児経験の有無や育児環境、子育てに対する考え方の違いなど、さまざまな要因によって生じます。育児相談は、専門の知識や経験を持つ人からアドバイスや支援を受けることで、育児の悩みや不安を解消し、より良い子育てができるようにすることを目的としています。 育児相談には、さまざまな機関や団体が実施しています。自治体や保健所、児童相談所などが窓口となり、相談を受け付けているほか、民間団体や企業などが独自の育児相談サービスを提供している場合もあります。育児相談の内容は、子育てに関するさまざまな悩みに対応しており、妊娠中や出産直後の相談、子どもの発達に関する相談、子育て環境や家庭の問題に関する相談など、幅広く相談することができます。
子どもの発達に関する解説

異年齢保育で子供の成長を促進させる

-異年齢保育とは何か?- 異年齢保育とは、意図的に縦割り保育のように異年齢集団を作って子供たちを保育することである。年齢の異なる子供たちを一緒に保育することで、幅広い学びの機会を提供し、社会的・情緒的な能力を養うことを目的としている。異年齢保育の利点は、社会性を養えることである。異年齢の友達と接する中で、小さな子には思いやりの気持ちを、大きな子には責任感やリーダーシップを育むことができる。また、異年齢の友達と接することで、年齢差による固定観念を持たずに、お互いを尊重する態度を学ぶことができる。
子どもの教育に関する解説

『生きる力』とは?子育てに生かすコツ

生きる力とは、自らが主体的に学び、生きる能力のことです。1996年(平成7年)の第15中央教育審議会答申で示された概念です。生きる力は、知識や技能だけでなく、思考力、判断力、表現力、主体性、協働性、たくましさなどが含まれます。これらの能力は、子どもたちが将来、社会で生きていくために必要なものです。 生きる力は、学校教育だけで育まれるものではありません。家庭や地域社会でも、子どもたちの生きる力を育むために協力することが大切です。子どもたちが、自分の考えをしっかりと持ち、自分の道を切り開いていけるように、大人たちはサポートしていきましょう。 近年、生きる力を育む教育の重要性がますます高まっています。その背景には、社会の変化があります。少子高齢化が進み、人口減少が進む中、子どもたちが将来、社会で活躍していくためには、自ら学び、生きる力を身につけることが求められています。また、グローバル化が進展する中、世界で活躍していくためには、国際社会で通用する力が必要です。生きる力は、子どもたちが将来、社会で活躍していくために欠かせないものなのです。
子どもの発達に関する解説

インフォームド・コンセントとは?子育てへの応用

インフォームド・コンセントの基本 インフォームド・コンセントとは、医療行為を受ける患者が、その目的や方法、予想される結果や危険性などについて、医師から十分な説明を受け、そのうえではじめて同意するという意味です。患者が選択して、同意するという意味を込めて「インフォームド・チョイス」という言葉が用いられることもあります。また最近は「エビデンスに基づく医療/説明」が重要、とされています。 インフォームド・コンセントの基本は、医師が患者に十分な情報を提供することです。その情報は、医療行為の目的、方法、予想される結果、危険性、選択肢、治療を受けない場合のリスクなどについてのものでなければなりません。医師は、患者が情報を理解できるように説明し、患者の質問には丁寧に答える必要があります。 患者は、医師から十分な説明を受けた後、医療行為を受けるかどうかを決定します。患者は、医療行為を受けることを拒否することもできます。医師は、患者の決定を尊重しなければなりません。 インフォームド・コンセントは、患者の権利を保護する重要な制度です。インフォームド・コンセントによって、患者は自分の身体に何が起こるのかを知った上で、治療を受けるかどうかを決定することができます。
子どもの教育に関する解説

子どもの個別性と援助を大切にしたインクルージョン

インクルージョンとは、障害のあるなしにかかわらず、子どもには個別的な存在として、個別的ニーズに適切に援助が保障されるとする教育の考え方です。インテグレイション(統合)を発展させた教育であり、障害のある子どもたちを特別支援学校や特別学級に隔離することなく、地域の普通学校で教育します。 インクルージョンは、障害のある子どもたちの権利を守るための考え方でもあります。障害のある子どもたちは、障害のない子どもたちと同じように、教育を受ける権利があります。インクルージョンは、障害のある子どもたちが、障害のない子どもたちと同じように、地域社会で生活する権利を守るための考え方でもあります。
その他

「犬食い」とは?正しい食事マナーを教えよう

「犬食い」とは、食器を机のうえに置いたまま、食器に口をつけて、犬のように食べる様を言う。食事のマナーの悪さを代表して言うことがある。 マナー違反の「犬食い」は、食事の仕方が悪いことを表す言葉だ。幼児が食事のときに皿を机の上に置いたまま、そのまま口をつけて食べることをいう。犬がエサを食べるときと同じような食べ方なので、そう呼ばれるようになった。子供に限らず、大人でも食事中に食器を置いたまま口をつけて食べることがあるが、それは「犬食い」としてマナーが悪いとされる。犬食いは、食事のマナーの悪さを代表して言うことがある。
その他

育児不安の原因と対策を知って、健やかな育児を

育児不安とは、自分の子育てに漠然とした不安を感じることです。不安の対象は、子どもの健康、発育、しつけなど、多岐にわたります。また、子育ての経験や知識が乏しく、孤立感を感じている場合も、育児不安になりやすい傾向にあります。育児不安が強くなると、自分への責めを過度に感じるようになり、わが子への虐待に及んだりすることがあります。 育児不安を軽減するためには、家族の協力、地域での仲間づくりなどを周囲の環境配慮をしていくことが重要です。育児不安を感じたら、一人で抱え込まず、家族や友人、地域の育児相談窓口などに相談しましょう。また、育児に関する情報や知識を積極的に得ることも、育児不安を軽減するのに役立ちます。
子どもの発達に関する解説

育成医療とは?その概要と利用方法

育成医療は、身体に障害のある児童の健全な育成を図るため行われる生活能力を得るために必要な医療です。育成医療は、障害者自立支援法(現・障害者総合支援法)の施行に伴い、2006(平成18)年4月から、自立支援医療の一種として位置づけられています。育成医療は、身体に障害のある児童が日常生活を送る上で必要な医療費を助成する制度です。助成の対象となる医療費は、医師の診察代、治療費、薬代、入院費などです。育成医療の助成を受けるためには、身体に障害のある児童であること、日常生活を送る上で必要な医療を受ける必要があること、一定の所得条件を満たしていることなどの要件を満たす必要があります。
出産に関する解説

いきみってどんなこと?

いきみには、「陣痛いきみ」と「共圧いきみ」があります。陣痛いきみは、子宮口が全開になったときに、赤ちゃんを押し出すために使われるもので、陣痛に合わせていきみます。一方、共圧いきみは、赤ちゃんの頭が産道を通り抜けようとする最後の段階のいきみで、「いきみたくなったら、いきむ」と自然にいきみます。陣痛いきみは、赤ちゃんを押し出さなければならないために、強くいかなければならない場合があります。しかし、いきみすぎると会陰が切れたり、赤ちゃんにダメージを与えたりすることがあります。共圧いきみは、自然にいきむことができるので、力んだりすることなく、いきんでください。
子どもの発達に関する解説

育児の強い味方!医療型児童発達支援ってなに?

医療型児童発達支援とは、肢体不自由等の障害があり、理学療法等の機能訓練や医学的管理下での支援が必要と認められた児童に対して、医療型児童発達支援センターまたは指定発達支援医療機関に通所させ、日常生活における基本的な動作の指導や知識技能の付与、集団生活への適応訓練といった児童発達支援及び治療を行う制度です。 児童福祉法に基づく障害児通所支援の一つで、障害児の早期発見・早期療育を目的としています。医療型児童発達支援センターは、医師、看護師、理学療法士、作業療法士などの専門スタッフが常駐しており、児童一人ひとりの状態に合わせて、最適な支援を提供しています。
妊娠中に関する解説

遺伝カウンセリングとは?

遺伝カウンセリングの役割 遺伝カウンセリングは、遺伝に関わる悩みや不安、疑問などがあるとき、エビデンス(科学的根拠)に基づく正確な医学的情報をわかりやすく伝え、相談者を援助するものです。医療についての相談者自身の考えを整理するだけでなく、心理面や社会面も含めた支援も含まれます。たとえば「親に遺伝病があると言われた。子どもはどうなるだろう」「次の子どもがほしいけど上の子に遺伝性疾患があるから心配」「おなかの子に異常があると言われた」などの不安に対して専門家が対応します。出生前診断を受ける際には、まず検査を受けるかどうかを選択する前に、遺伝カウンセリングを受けることが奨められます。現在、こうした高度な遺伝カウンセリングができる医療者として「臨床遺伝専門医」、そして臨床遺伝専門医と連携してサポートする「認定遺伝カウンセラー」がいます。