「は」で始まる

産後ケアに関する解説

反復・習慣流産/不育症の基本知識

反復・習慣流産と不育症は、いずれも流産を繰り返す状態を指す用語ですが、その定義は異なります。 反復流産とは、2回以上の流産を経験した状態を指し、習慣流産とは、3回以上の流産を経験した状態を指します。不育症とは、2回以上の流産や死産、早期(生後1週間以内)新生児死亡などで、赤ちゃんが得られない状態を指します。 近年では、不育症外来など専門的な医療を提供する病医院も少しずつ増えています。不育症の原因としては、染色体異常、子宮形態異常、子宮内感染症、ホルモン異常、血液凝固異常などが考えられます。不育症の治療法としては、原因に応じた治療が行われます。
妊娠中に関する解説

パルボB19ウイルスについて知っておこう

パルボB19ウイルスは、幼児に多い「伝染性紅斑(りんご病)」の原因となるウイルスです。 ほほにりんごのようなまだらの紅斑が出ることからこう呼ばれ、健康な子どもにはあまり心配のない病気です。パルボB19ウイルスは、ウイルス科パルボウイルス科パルボウイルス属に属するDNAウイルスで、ヒトパルボウイルスB19と命名されています。ヒトに感染する唯一のヒトパルボウイルスであり、感染すると伝染性紅斑を引き起こします。伝染性紅斑は、小児に多い発疹性疾患で、発熱、倦怠感、関節痛、リンパ節腫脹などの症状を伴います。発疹は、頬や四肢に紅斑が出現し、その後、体幹や四肢に広がります。パルボB19ウイルスは、飛沫感染や接触感染によって感染します。感染して発症すると、自然に治癒しますが、まれに、溶血性貧血や脳炎、心筋炎などの重篤な合併症を引き起こすことがあります。また、妊婦がパルボB19ウイルスに感染すると、胎児に感染して流産や胎児水腫などの重篤な合併症を引き起こすことがあります。
出産に関する解説

バースプラン:自分らしいお産をするために

バースプランとは、どんなお産をしたいかや、分娩前後の医療処置、お産後の赤ちゃんとのことなど、自分らしいお産をするために希望することを書き、産院に提出するプランのことです。産院によっては、書き込むための用紙を渡してくれるところもあります。バースプランを作ることで、自分の希望するお産を医師や助産師と共有し、より納得のいくお産ができるようになります。バースプランは、妊娠初期から中期にかけて作成するのがおすすめです。 バースプランには、以下のような項目が含まれます。 * 希望する分娩方法(自然分娩、帝王切開など) * 希望する分娩姿勢(仰向け、横向き、うつ伏せなど) * 希望する分娩場所(分娩室、LDR、自宅など) * 希望する麻酔方法(無痛分娩、帝王切開など) * 希望する分娩介助者(医師、助産師、家族など) * 希望する分娩後のケア(母子同室、新生児室など) * 希望する赤ちゃんのケア(母乳哺育、ミルク哺育など) バースプランは、あくまでも希望であり、必ずしもすべてが叶うとは限りません。しかし、バースプランを作ることで、自分の希望するお産を医師や助産師と共有し、より納得のいくお産ができるようになります。
子どもの発達に関する解説

育児でよく使われる「ハンドリガード」とは?

ハンドリガードとは、生後3~4ヶ月ころになると、赤ちゃんがよく自分の手をじっと見つめる動作をすることです。 リガード(regard)は英語で「注視する・じっと見る」という意味。こうして、赤ちゃんはその手や指を口にもっていくという動作もします。これらは赤ちゃんの発達の過程で欠かせない行動の一つです。 ハンドリガードは、赤ちゃんが自分の体を認識し始める最初のステップです。赤ちゃんは、自分の手をじっと見つめることで、それが自分の体の一部であることを理解し始めます。また、自分の手を口にもっていくことで、自分の体の一部をコントロールできることを学びます。 ハンドリガードは、赤ちゃんが外界に興味を持ち始めるきっかけにもなります。赤ちゃんは、自分の手をじっと見つめることで、その手を使って何かを触ることができることを学びます。また、自分の手を口にもっていくことで、何かを食べることや飲むことができることを学びます。 ハンドリガードは、赤ちゃんの発達の重要なステップです。赤ちゃんがハンドリガードをすることで、自分の体を認識し始め、外界に興味を持ち始めます。
子どもの発達に関する解説

発育段階とは?

発育段階とは、受精から死に至るまでの課程をいくつかの時期に分けて、それぞれの特徴を把握する試みのことです。研究者によって、発達をどの側面から眺め、何を発達の本質と考えるかは異なっており、多くの説があります。発育段階の概要を以下に示します。 ○ 出生前後期 ・ 出生前後期は、受精から出生までと、出生後1ヶ月までの期間です。 ・ この時期は、胎児の発育や、新生児の適応などが注目されます。 ○ 乳幼児期 ・ 乳幼児期は、生後1ヶ月から3歳までの期間です。 ・ この時期は、運動能力の発達や、言語能力の発達などが注目されます。 ○ 幼児期 ・ 幼児期は、3歳から6歳までの期間です。 ・ この時期は、社会性や、情緒の発達が注目されます。 ○ 学童期 ・ 学童期は、6歳から12歳までの期間です。 ・ この時期は、学習能力や、思考力の発達が注目されます。 ○ 思春期・青年期 ・ 思春期・青年期は、12歳から20歳までの期間です。 ・ この時期は、身体的変化や、心理的変化などが注目されます。 ○ 成人期 ・ 成人期は、20歳から65歳までの期間です。 ・ この時期は、社会生活や、仕事、家庭生活などが注目されます。 ○ 老年期 ・ 老年期は、65歳以降の期間です。 ・ この時期は、身体的変化や、心理的変化、社会生活の変化などが注目されます。
出産に関する解説

破水とは?原因と兆候、対処法

破水とは、胎児を包んでいる膜が破れ、中の羊水が出てくることです。ふつうはお産が進み、子宮口が、胎児の頭が通れるくらい十分に開いたとき(子宮口全開大)に起こります。陣痛が始まっていないのに破水してしまうことを「前期破水」、破水後で子宮口全開大前の破水を「早期破水」といいます。 前期破水は、お産が予定より早く始まってしまう可能性があります。また、羊水がない状態が続くと、胎児に感染症を起こすリスクが高まります。そのため、前期破水の場合は、すぐに病院を受診することが大切です。 早期破水は、お産が予定通りに進むことが多いですが、羊水がない状態が続くと、胎児が子宮内で圧迫されてしまうことがあります。そのため、早期破水の場合は、医師の指示に従って、お産を進めるか、帝王切開を行うかを決める必要があります。
妊娠中に関する解説

ハイリスク妊娠について知っておくべきこと

ハイリスク妊娠とは、妊婦さん自身、また胎児の健康や命に何らかの問題が生じる可能性の高い妊娠のことを言います。 ハイリスク妊娠は、妊婦の年齢や体型、持病や感染症、子宮や子宮頸部の問題、前回の妊娠での異常、多胎妊娠、胎盤の位置異常などさまざまな要因によって引き起こされます。ハイリスク妊娠のリスクの程度は、妊娠中の母体・胎児・胎盤の状態など、さまざまな要素によって変わってきます。まずは自分の妊娠やお産はどの程度リスクがあるのか知り、医師と相談のうえ、リスクに応じた分娩施設を選ぶことが重要になります。
出産に関する解説

排臨とは?出産の過程をわかりやすく解説

排臨とは、分娩時に「うーん」といきむたびに赤ちゃんの頭のてっぺんが腟から見えたり隠れたりする状態をいいます。排臨は、陣痛が始まってから発露(胎児が娩出されること)までの間の出来事です。排臨が始まると、陣痛の痛みが増し、いきみたいという感覚が強くなります。排臨は、胎児が産道を降りてくる過程であり、通常は数時間続きます。排臨の間に、胎児の頭が腟から見えたり隠れたりするのは、胎児が産道を回転しながら降りてきているからです。排臨の終わりには、胎児の頭が完全に腟から出て、発露となります。
その他

パネルシアターってなに?

パネルシアターとは、パネルをはったボードに、不織布にかかれた絵をはって演じる舞台のことです。 パネルシアターは、子どもたちに物語を伝えるのに最適な方法です。パネルシアターを使うことで、子どもたちは物語の世界に引き込まれ、想像力を働かせることができます。また、パネルシアターは、子どもたちの言葉の発達を促すのにも役立ちます。 パネルシアターは、幼稚園や保育園、小学校などでよく使われています。また、家庭でもパネルシアターを楽しむことができます。パネルシアターのセットは、市販のものもありますが、自分で作ることもできます。パネルシアターの作り方については、インターネットで検索するか、書籍を参考にしてみてください。
その他

配偶者からの暴力防止法を理解しよう

配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律とは、配偶者からの暴力による被害者を保護するために制定された法律です。配偶者からの暴力は、親から子どもへの暴力や、子どもからの親への暴力、きょうだい間の暴力など、家族内暴力の一種です。家族内暴力は、身体的、精神的、経済的など、さまざまな形態で被害者に影響を与えます。 配偶者からの暴力防止法は、配偶者からの暴力の被害者を保護するために、さまざまな措置を定めています。たとえば、被害者が配偶者から暴力を受けた場合、警察に被害届を提出することができ、警察は被害者を保護するために必要な措置を講じなければなりません。また、被害者は、配偶者からの暴力を受けた場合、裁判所に保護命令を申し立てることができます。保護命令は、配偶者が被害者に近づいたり、連絡を取ったりすることを禁止する命令です。
子どもの発達に関する解説

「はいはい」とは?赤ちゃんが自ら動く動作が発達する意味

はいはいは生後6ヶ月頃からの運動発達の一つであり、生後10ヶ月までにほとんどの赤ちゃんが行うようになります。はいはいは赤ちゃんの運動能力を向上させるだけでなく、脳の発達にも重要な役割を果たしています。 まず、はいはいすることで、赤ちゃんの筋肉、平衡感覚、協調性が向上します。また、はいはいをすることで、赤ちゃんは空間認識能力を身につけ、自分の体をコントロールすることを覚えます。次に、はいはいをすることで、赤ちゃんの脳の発達も促進されます。はいはいをすることで、赤ちゃんは自分の体の動きをコントロールする方法を学び、脳の発達に必要な刺激を受け取ります。また、はいはいをすることで、赤ちゃんは好奇心を育み、周囲の世界を探索するようになります。
幼児ケアに関する解説

保育における働きかけとは?幼児の成長を促す支援のあり方

働きかけとは、個々の発達や個性に応じて、幼児が望ましい方向に変容していくことを願って、保育者が行う援助のことです。働きかけは、幼児の成長発達にとって重要な意味を持ちます。保育者は、幼児一人ひとりの特性に合わせて働きかけを行うことで、幼児の成長発達を促すことができます。 働きかけには、さまざまな種類があります。例えば、保育者が幼児に語りかける、一緒に遊ぶ、絵本の読み聞かせをする、楽器で一緒に音楽を奏でる、身体を動かして遊ぶなどがあります。保育者は、幼児の年齢や発達段階に合わせて、適切な働きかけを行うことが大切です。 働きかけを行うことで、幼児の言語能力、社会性、情緒、身体運動能力など、さまざまな能力を育てることができます。また、働きかけは、幼児が自己肯定感を持ち、自立した人間として成長していくためにも重要です。 保育者は、幼児の成長発達を促すために、適切な働きかけを行うことが大切です。適切な働きかけを行うことで、幼児は健やかに成長し、豊かな人間性を育むことができます。
幼児ケアに関する解説

育児の基礎知識:排泄について

排泄とは、生き物が代謝によって生じる不要物・有害物などを体外に排除する作用のことです。園では、排便と排尿を総称して排泄といいます。排泄訓練には、水の流し方、紙の使い方、手洗いなども含まれます。 排泄は、人が健康に生きていくために欠かせない大切な機能です。排泄によって、体内に不要となった老廃物や有害物質を排出することで、体の健康が保たれます。また、排泄は、腸や膀胱の働きを正常に保つためにも重要です。 排泄には、大便と小便の2種類があります。大便は、食べ物の消化吸収の後、残った食物繊維や老廃物が固まってできたものです。小便は、血液中の老廃物が腎臓でろ過されてできたものです。 排泄は、一般的に1日に1~2回行われます。しかし、人によって排泄の回数は異なります。また、排泄の回数は、食事の内容や体調によっても変化します。 排泄にトラブルが起こると、健康に様々な悪影響を及ぼします。例えば、便秘になると、おなかが張ったり、痛みを伴ったりします。また、下痢になると、水分が体外に排出されて脱水症状を起こしたり、栄養素が吸収されにくくなったりします。 排泄に関するトラブルを予防するためには、健康的な食生活を送ることが大切です。また、適度な運動をすることも、排泄をスムーズにするのに役立ちます。
子どもの発達に関する解説

発達障害を知る:支援法に基づく定義と種類

発達障害者支援法上の「発達障害」とは、発達障害児を対象とした支援を目的とする法律であり、発達障害及び社会的障壁により日常生活又は社会生活に制限を受ける者を定義づけている。 発達障害者支援法上の「発達障害」は、政令で定める脳機能の障害であり、その症状が通常低年齢において発現するものとされている。具体的には、自閉症、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害などが含まれる。 また、発達障害者支援法上での発達障害の定義は、脳機能の障害に加えて、社会的障壁により日常生活や社会生活に制限を受けるものを含んでいる。社会的障壁とは、「発達障害がある者にとって日常生活又は社会生活を営む上で障壁となるような社会における事物、制度、慣行、観念その他一切のもの」であり、例えば、社会の偏見や差別、障害者に対する不十分な理解などが含まれる。
乳児ケアに関する解説

麻疹とは?症状や予防方法を解説

麻疹とは、麻疹ウイルスによる感染症で、発熱、咳、鼻水などの症状が出ます。また、特徴的な発疹が現れることも多く、顔面から始まり、体全体に広がっていきます。麻疹は、空気感染や接触感染によって広がることが多く、感染力が非常に強いです。そのため、麻疹にかかった人がいる場合には、周囲の人々も感染する可能性が高くなります。 麻疹は、発熱、咳、鼻水などの症状が出ます。また、特徴的な発疹が現れることも多く、顔面から始まり、体全体に広がっていきます。麻疹の発疹は、最初は小さく、赤い斑点ですが、次第に大きくなり、合流して大きな発疹となります。麻疹の発疹は、数日間で消えていきますが、その後も、数週間は咳や鼻水などの症状が残ることがあります。
子どもの発達に関する解説

激変する子供たちの初語

育児に関する用語「初語異変」とは、赤ちゃんが最初に意味ある単語をしゃべり出して(始語)から、しばらくの間発生する言葉のことです。従来はウマウマ、ブーブーなど母親から教えられた言葉が圧倒的に多かったですが、最近は、テレビなどの影響で子供の初語の種類が変わってきていると言われています。 例えば、テレビアニメのキャラクターの名前や、テレビCMのフレーズをそのまま初語として使う赤ちゃんが増えているそうです。これは、赤ちゃんがテレビを介して、大人とは異なる言葉や表現を多く耳にすることで、それらを真似して発話していると考えられます。 初語異変は、赤ちゃんの発達に悪影響を及ぼすことはないとされていますが、親としては、赤ちゃんがテレビの影響を受けすぎていないか注意しておく必要があるでしょう。
妊娠中に関する解説

初妊婦とは?初めて妊娠を経験する女性をいいます。

初妊婦の特徴 初妊婦は、初めての妊娠を経験する女性をいいます。初妊婦は、妊娠・出産に不安や緊張を抱きがちですが、しっかりとしたサポートを受けることで、乗り越えていくことができます。 初妊婦の特徴として、つわりや体調の変化などがあります。つわりは、妊娠初期に見られる症状で、吐き気や嘔吐、食欲不振などが起こります。また、妊娠中はホルモンバランスが変化するため、体調が変化することもあります。 初妊婦の注意点 初妊婦は、妊娠中は注意すべきことがいくつかあります。まずは、食生活に注意しましょう。妊娠中は、栄養バランスの取れた食事を摂ることが大切です。また、妊娠中は禁煙・禁酒をしましょう。アルコールやたばこは、胎児に悪影響を及ぼす可能性があります。さらに、妊娠中は激しい運動を避けましょう。激しい運動は、早産や流産のリスクを高める可能性があります。
子どもの発達に関する解説

把握反射とは?赤ちゃんが本能的に握る理由

- 育児に関する用語「把握反射(原始反射の一つ。赤ちゃんは手や足に何かが触れると握ろうと指を曲げます。これが把握反射です。)」

把握反射とは?

新生児から3〜4ヶ月頃にかけて見られる原始反射の一つです。赤ちゃんは手や足に何かが触れると握ろうと指を曲げます。これは、赤ちゃんが母親の乳房や指をつかんでしっかりと保持することができるようにするために必要な反射です。また、赤ちゃんが自分の体を認識し、自分の手や足のコントロールを学ぶのにも役立っています。 把握反射は、赤ちゃんが生まれてすぐに現れます。生後数週間で最も強く、その後は徐々に弱くなっていきます。通常は、赤ちゃんが3〜4ヶ月頃になると消えていきます。把握反射が長く続く場合は、脳の損傷やその他の問題が考えられるため、医師に相談することが重要です。
子どもの遊びに関する解説

母親クラブってなに?

母親クラブは、児童の健全な育成を図るため、母親などの地域住民の積極的な参加によりつくられた地域組織活動を行う団体です。児童館や児童センター内にあり、お互いの親睦と交流を深めながら、子育てについての話し合いや、ボランティア活動など子どものための活動が行われます。 母親クラブでは、母親同士が悩みや喜びを語り合うことで、子育ての不安を軽減することができます。また、子育てに関する情報交換を行うことで、子育ての知識を深めることができます。さらに、ボランティア活動などに参加することで、地域社会に貢献することができます。 母親クラブは、子育て中の母親にとって、心強い存在です。子育ての悩みを相談したり、子育てに関する情報交換をしたり、ボランティア活動に参加したりすることで、子育てをより楽しく、より充実したものにしましょう。
妊娠中に関する解説

ハイムリック法を理解し、いざという時に備えよう

ハイムリック法とは、気道に異物が入ったとき除去する方法の一つです。 背後から患者の腹部を圧迫する手法です。腹部を圧迫することで、気道内の異物を押し出して除去します。ハイムリック法は、1974年にアメリカ合衆国の医師ヘンリー・ハイムリックによって考案されました。 ハイムリック法を行う際には、まず、患者の背後に立ち、片方の手で患者の腰を抱え、もう一方の手で患者の腹部を圧迫します。圧迫する位置は、みぞおちよりも少し下、へその上あたりの位置です。圧迫する力は、強く押しすぎないように注意が必要です。また、妊婦さんや、腹部が膨らんでいる人は、ハイムリック法を行わないようにしましょう。 ハイムリック法は、気道に異物が入ったときに有効な方法です。しかし、正しく行わないと、患者の状態を悪化させる可能性があります。 ハイムリック法を行う際には、救急蘇生法の講習会などに参加して、正しい方法を身につけておくことが大切です。
子どもの発達に関する解説

パーセンタイル→ 育児の新たな視点

-パーセンタイルとは?- パーセンタイルとは、小さいほうから順番に並べ、何パーセント目にあたるかを示す言い方です。母子健康手帳に掲載されている「乳幼児身体発育曲線」も、実はこの「パーセンタイル」グラフです。上の線は97パーセント値、下の線は3パーセント値。つまり線と線の間(帯の中)に94パーセントの子の値が入ります、という意味です。 パーセンタイルは、子どもの成長や発達を評価する際に使用されます。例えば、身長のパーセンタイルは、その子の身長が同年代・同性の子どもの平均と比べてどの程度の位置にあるかを示しています。パーセンタイルが高いほど、その子の身長は平均よりも高く、パーセンタイルが低いほど、その子の身長は平均よりも低いことになります。 パーセンタイルは、子どもの成長や発達を評価する一つの目安です。しかし、パーセンタイルだけで子どもの成長や発達を判断することはできません。パーセンタイルは、子どもの成長や発達を評価する際には、他の情報と併せて考慮することが重要です。
子どもの発達に関する解説

発達障害者支援センターとは?役割と利用方法を解説

発達障害者支援センターとは、自閉症等のように、特有な発達障害を持つ子供や大人、またその家族に対して、専門の職員による相談支援、医学的な診断および心理的な判定、就労支援などを行う機関です。障害児入所施設などに設置されており、都道府県や指定都市、または委託を受けた社会福祉法人などが運営しています。発達障害者支援法で発達障害と定義されているのは、自閉症、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害などです。これらの障害を持つ子供や大人、そしてその家族は、発達障害者支援センターで専門的な支援を受けることができます。
子どもの発達に関する解説

子どもの発達とは?育児における用語を解説

大見出し「育児に関する用語『発達(成長や進歩の過程、特に子どもの身体的、精神的、社会的な発展)』」 小見出し「子どもの発達の定義と意味」 子どもの発達とは、生まれてから大人になるまでの心と身体の成長、変化のことです。発達には、身体的発達、精神・情緒発達、社会性・情緒の発達の3つの側面があります。身体的発達は、身長や体重の増加、運動能力の発達など、身体が成長していく過程です。精神・情緒発達は、知能や感情、社会性などの心の成長していく過程です。社会性・情緒の発達は、他人とのかかわり方や、感情のコントロールなどを学ぶ過程です。 子どもの発達は、生まれ持った遺伝的要因と、環境的要因の相互作用によって決まります。遺伝的要因は、親から受け継いだ体の特徴や、知能の素質などです。環境的要因は、育った家庭環境や、学校教育、友人関係などです。遺伝的要因と環境的要因が、複雑に絡み合って、子どもの発達が進んでいきます。
乳児ケアに関する解説

赤ちゃんの腹ばい、その重要性と安全な方法

腹ばいとは、赤ちゃんがお腹を下にして寝そべる状態のことです。これは、発達における重要なマイルストーンであり、赤ちゃんが首を上げたり、腕や脚を鍛えたり、手と目の協調を学んだりするのに役立ちます。 腹ばいになることは、赤ちゃんが世界を探索するのを助けることにもなります。赤ちゃんは、この姿勢から周囲を見回し、おもちゃに手を伸ばしたり、自分の体を動かしたりすることができます。また、腹ばいになることで、赤ちゃんは自分の体をコントロールすることを学び、バランス感覚を発達させることができます。 赤ちゃんが腹ばいになる時期は、個人差がありますが、通常は生後4ヶ月から6ヶ月頃になります。ただし、中には、もっと早くに腹ばいになる赤ちゃんもいれば、もっと遅くまで腹ばいにならない赤ちゃんもいます。