破水

出産に関する解説

B群溶血性連鎖球菌とは?妊娠中の注意点

妊娠中にB群溶血性連鎖球菌に感染した場合、その菌が赤ちゃんに伝染する可能性があります。その場合、赤ちゃんが髄膜炎や敗血症などの重篤な感染症を起こすリスクが高まります。特に、分娩時に感染した場合のリスクは高く、赤ちゃんが髄膜炎を起こす可能性は約2%、敗血症を起こす可能性は約1%です。 B群溶血性連鎖球菌による髄膜炎は、赤ちゃんにとって非常に危険な感染症です。髄膜炎は、脳と脊髄を覆う膜に炎症が起こる病気で、高熱、頭痛、嘔吐、けいれん、意識障害などの症状を伴います。最悪の場合、死に至ることもあります。 B群溶血性連鎖球菌による敗血症も、赤ちゃんにとって危険な感染症です。敗血症は、菌が血液中に侵入して全身に広がる病気で、高熱、寒気、嘔吐、下痢、発疹などの症状を伴います。最悪の場合、死に至ることもあります。
妊娠中に関する解説

臨月っていつ?

臨月とは、一般的に妊娠10か月目(妊娠36~39週)のことを指し、「産み月」を意味する言葉です。臨月は、妊娠の最終段階であり、出産の準備が整う時期です。この時期になると、お腹の赤ちゃんは、約3,000グラムまで成長し、肺や心臓などの主要な臓器が完成します。また、子宮も出産に向けての準備を始めて、柔らかく開きやすくなります。臨月に入ると、出産に向けての様々な変化が現れます。まず、お腹の張りが強くなったり、腰痛や恥骨痛などの痛みが出たりすることがあります。また、おりものが増えたり、頻尿や便秘などの症状が現れたりすることもあります。臨月に入ったら、出産に向けての心の準備も大切です。赤ちゃんを迎えるための買い物をしたり、出産計画を立てたりして、気持ちの準備をしておきましょう。
出産に関する解説

破水とは?原因と兆候、対処法

破水とは、胎児を包んでいる膜が破れ、中の羊水が出てくることです。ふつうはお産が進み、子宮口が、胎児の頭が通れるくらい十分に開いたとき(子宮口全開大)に起こります。陣痛が始まっていないのに破水してしまうことを「前期破水」、破水後で子宮口全開大前の破水を「早期破水」といいます。 前期破水は、お産が予定より早く始まってしまう可能性があります。また、羊水がない状態が続くと、胎児に感染症を起こすリスクが高まります。そのため、前期破水の場合は、すぐに病院を受診することが大切です。 早期破水は、お産が予定通りに進むことが多いですが、羊水がない状態が続くと、胎児が子宮内で圧迫されてしまうことがあります。そのため、早期破水の場合は、医師の指示に従って、お産を進めるか、帝王切開を行うかを決める必要があります。