産徴(おしるし)とその意味とは
おしるしとは、お産の前に見られる血液の混じった少量のおりもののことです。「産徴(さんちょう)」とも呼ばれます。分娩が近づいて胎児が下がってくると、胎児・羊水を包んでいる卵膜の一部が子宮の壁といっしょに剥がれ、分泌物(おりもの)とともに外に出てくるのです。おりものには血液が混じっているので、ピンク色や茶色っぽい色をしており、量が少なく粘り気があります。
おしるしは、正期産(妊娠37週以降)であれば、お産の始まりを知らせるサインとして認識されますが、「おしるしがなくとも陣痛・分娩が始まることもあるし、おしるしから数日たって陣痛が始まることもあります。」そのため、おしるしがあってもなくても、産院に連絡して指示を仰ぐことが大切です。