産後

妊娠中に関する解説

妊娠線って知っていますか?

妊娠線とは、妊娠しておなかが大きくなると、皮膚が急激に引き延ばされ、ひび割れたりミミズの這ったような赤い筋ができることがあります。妊娠中は、皮下組織の血液やリンパ液の流れが悪くなり、コラーゲンの生成が低下するため、皮膚が伸びても元に戻る力が弱くなってしまうのです。また、この変化は急激に起こるため、皮膚が追いつかず、妊娠線ができてしまうのです。さらに、妊娠中は女性ホルモンの影響で、皮膚が薄く、弱くなってしまうことも妊娠線の原因の一つです。 妊娠線は、おなか以外にも、太もも、ふくらはぎ、乳房などにもできることがあります。また、妊娠線は、妊婦さん全員ができるわけではなく、体質や遺伝、体重の増加のスピードなどによっても異なります。
産後ケアに関する解説

産休明け保育とは?知っておきたい基本情報

育児に関する用語「産休明け保育(出産後8週間の産後休暇明け直後から保育所を利用すること。)」とは、出産後8週間の産後休暇明け直後から保育所を利用する制度のことです。産休明け保育は、育児と仕事の両立を支援するための制度であり、産後間もない母親が安心して育児と仕事を両立できるようにするための支援制度です。産休明け保育を利用するためには、出産予定日の4カ月前までに、保育所の申し込みが必要です。また、産休明け保育の利用には、一定の条件があります。
出産に関する解説

産徴(おしるし)とその意味とは

おしるしとは、お産の前に見られる血液の混じった少量のおりもののことです。「産徴(さんちょう)」とも呼ばれます。分娩が近づいて胎児が下がってくると、胎児・羊水を包んでいる卵膜の一部が子宮の壁といっしょに剥がれ、分泌物(おりもの)とともに外に出てくるのです。おりものには血液が混じっているので、ピンク色や茶色っぽい色をしており、量が少なく粘り気があります。 おしるしは、正期産(妊娠37週以降)であれば、お産の始まりを知らせるサインとして認識されますが、「おしるしがなくとも陣痛・分娩が始まることもあるし、おしるしから数日たって陣痛が始まることもあります。」そのため、おしるしがあってもなくても、産院に連絡して指示を仰ぐことが大切です。
産後ケアに関する解説

後陣痛:出産後の痛みを和らげる方法

後陣痛とは、分娩後に子宮が収縮して起こる痛みのことです。分娩後、赤ちゃんと胎盤が子宮内から出て行くと、子宮は急激に元の大きさ(卵)に戻ろうと収縮を始めます。この収縮によって起こる痛みが「後陣痛」です。後陣痛は、産後2-3日間に起こることが多く、その痛みは陣痛のような痛みと似ています。 後陣痛は、分娩の経過や産後の状態によって、痛みを感じる程度に個人差があります。また、経産婦の方が経産婦の方よりも、後陣痛の痛みを強く感じることがあります。