赤ちゃんの脱水とは?症状や予防方法
脱水症状は、体内の水分がひどく減ってしまった状態をいいます。幼児や大人は体の60%が水分ですが、赤ちゃんは60~70%と、体重あたりの水分必要量がとても多いのが特徴。そのため、水分が少し減っただけでもぐったりしてしまいます。特に発熱、下痢、嘔吐のときは脱水に注意が必要です。また、暑い環境に置かれたために生じる熱中症にも十分な注意が必要です。
脱水の症状としては、口の渇き、尿の量の減少、目や皮膚の乾燥、疲れ、眠気、めまい、頭痛、吐き気、下痢、発熱などがあります。また、赤ちゃんの場合、おしっこが1日6回未満、涙が出ない、頭頂の陥没、皮膚のつっぱり、元気がないなどの症状がみられることがあります。
脱水の症状がみられたら、すぐに水分を補給しましょう。赤ちゃんの場合、母乳やミルクを飲ませ、それでも飲まない場合は経口補水液を飲ませます。経口補水液は、ドラッグストアや薬局で購入することができます。幼児や大人の場合、水やスポーツドリンクを飲ませます。
脱水がひどい場合は、医療機関を受診する必要があります。医療機関では、点滴によって水分を補給します。