排泄訓練

幼児ケアに関する解説

育児の基礎知識:排泄について

排泄とは、生き物が代謝によって生じる不要物・有害物などを体外に排除する作用のことです。園では、排便と排尿を総称して排泄といいます。排泄訓練には、水の流し方、紙の使い方、手洗いなども含まれます。 排泄は、人が健康に生きていくために欠かせない大切な機能です。排泄によって、体内に不要となった老廃物や有害物質を排出することで、体の健康が保たれます。また、排泄は、腸や膀胱の働きを正常に保つためにも重要です。 排泄には、大便と小便の2種類があります。大便は、食べ物の消化吸収の後、残った食物繊維や老廃物が固まってできたものです。小便は、血液中の老廃物が腎臓でろ過されてできたものです。 排泄は、一般的に1日に1~2回行われます。しかし、人によって排泄の回数は異なります。また、排泄の回数は、食事の内容や体調によっても変化します。 排泄にトラブルが起こると、健康に様々な悪影響を及ぼします。例えば、便秘になると、おなかが張ったり、痛みを伴ったりします。また、下痢になると、水分が体外に排出されて脱水症状を起こしたり、栄養素が吸収されにくくなったりします。 排泄に関するトラブルを予防するためには、健康的な食生活を送ることが大切です。また、適度な運動をすることも、排泄をスムーズにするのに役立ちます。