排臨とは?出産の過程をわかりやすく解説
排臨とは、分娩時に「うーん」といきむたびに赤ちゃんの頭のてっぺんが腟から見えたり隠れたりする状態をいいます。排臨は、陣痛が始まってから発露(胎児が娩出されること)までの間の出来事です。排臨が始まると、陣痛の痛みが増し、いきみたいという感覚が強くなります。排臨は、胎児が産道を降りてくる過程であり、通常は数時間続きます。排臨の間に、胎児の頭が腟から見えたり隠れたりするのは、胎児が産道を回転しながら降りてきているからです。排臨の終わりには、胎児の頭が完全に腟から出て、発露となります。