児童家庭支援センターとは? 役割と支援内容を紹介!
児童家庭支援センターとは、児童福祉法に基づき設置される児童福祉施設の一種です。地域の子どもたちの福祉に関するさまざまな問題について、子どもに関する家庭などからの専門的な相談に応じ、必要な助言や援助を行うことを目的としています。また、保護を要する子どもやその保護者に対する指導、児童相談所などとの連絡調整等を総合的に行っています。設置・運営の主体は、地方公共団体や社会福祉法人などです。児童家庭支援センターには、相談室が設置されており、相談・支援を担当する職員と、心理療法等を担当する職員を配置しています。
児童家庭支援センターの役割は、大きく分けて3つあります。1つ目は、子どもに関する相談に応じることです。子どもに関する悩みや不安を抱えている家庭は、児童家庭支援センターに相談することができます。相談内容は、子どもの発達や養育、しつけ、不登校、虐待など、さまざまです。児童家庭支援センターの職員は、相談者の話を丁寧に聞き、適切な助言や援助を行います。
2つ目の役割は、保護を要する子どもやその保護者に対する指導を行うことです。保護を要する子どもとは、虐待やネグレクトを受けている子ども、非行に走っている子ども、障害のある子どもなどです。児童家庭支援センターの職員は、これらの子どもや保護者に対して、必要な指導や援助を行います。
3つ目の役割は、児童相談所などとの連絡調整を行うことです。児童家庭支援センターは、児童相談所やその他の児童福祉施設と連携して、子どもたちを支援しています。例えば、児童家庭支援センターで相談を受けたケースを、児童相談所に通告する場合があります。また、児童相談所から依頼を受けて、子どもや保護者に対する指導や援助を行う場合もあります。