体温調節機能

その他

熱中症ー子供を車の中に残さないでー

暑くて体の機能が追いつかず、体温が著しく上昇した状態が熱中症です。頭痛、嘔吐、失神、けいれん、虚脱、意識障害などを起こし、乳幼児や高齢者、体力の弱っている人などは死亡することもあります。めまいやふらつき、手足のしびれ、筋肉のけいれん(こむら返り)、だるさなどもサインですが、乳幼児の場合これらのサインは見えにくく、また体温調節機能も未熟ですから、まず高温・多湿の環境に置かないことがなにより大切です。盛夏はもちろん、梅雨明け前後も気をつけなければいけませんし、締め切った室内でも熱中症は起こります。呼びかけても反応がはっきりしないなどの場合は、体の温度を下げながら直ちに救急車を呼びましょう。
新生児ケアに関する解説

体温調節機能の基礎知識

体温調節機能とは、暑いときには汗の腺(汗腺)を開いて熱を放散、体温が上がるのを防いだり、寒いときは立毛筋(りつもうきん)が収縮(いわゆるトリ肌)、同時に皮膚表面の血管を収縮させて熱を外に逃がさないなどの機能のことをいいます。赤ちゃんはまだこの働きが未熟なため、寒い環境なら体温は下がり、暑ければ体温が上がってしまいます。そのため、室温や服装に注意して、赤ちゃんの体温を適温に保つことが大切です。