神経芽腫について
神経芽腫は、乳幼児に発生するがんの一種です。副腎や、脊髄の両脇にある交感神経節などから発生します。神経芽腫はかつて、神経芽細胞腫と呼ばれていましたが、現在は、神経芽腫と呼びます。神経芽腫のサインとしては、おなかが大きくふくれる、おなかにしこりができる、腹痛、胸痛などがあります。神経芽腫は、抗がん剤や手術、放射線などで治療します。神経芽腫は、早期発見が重要ですが、生後6~7か月の赤ちゃんを対象に行った尿検査(集団検査=マススクリーニング)は、2004年4月に中止されました。これは、この検査で「陽性(病気の疑いあり)」とされた子の中には、かなりの数で治療を必要としない子がいることがわかったためです。