マタニティ・ブルーを乗り越える
マタニティ・ブルーとは、出産直後から数日後までの一時的な気分の変調のことです。約25~30%の人が経験するといわれています。イライラする、ちょっとしたことで涙が出る、気分が変わりやすいなどの症状がみられます。不安や緊張、集中力の低下、疲労感や食欲不振、頭痛、夢をよく見るなどを訴える人もいます。ただし、これは一時のことであり、通常は2週間くらいで自然に落ち着いてきます。特別に治療が必要なわけではありません。しかし、中には「産後うつ病」を発症する人もいるので、2週間以上たっても心身の変調がおさまらない、症状が強いなどの場合は、医師(お産を扱ってくれた主治医や精神科医、心療内科医など)や助産師・保健師に相談してください。