マザーリングとは?母親らしい世話の大切さ
育児に関する用語「マザーリング (母親による母親らしい世話のこと。「母親による愛撫」という意味がある。)」は、1960年代にアメリカの社会学者であるシャーリー・ラザルスによって提唱された概念です。ラザルスは、マザーリングを「母親が子供を育てるための行動」と定義し、マザーリングには、世話、愛撫、保護、教育、規律などさまざまな行動が含まれるとしました。
マザーリングの歴史は、人類の歴史と同じく古く、人類が誕生して以来、母親たちは子供を育ててきました。しかし、マザーリングが社会科学の研究対象となったのは、20世紀になってからです。20世紀半ば以降、女性の社会進出が進み、子育てと仕事の両立が求められるようになると、マザーリングについても関心が高まり、研究が進められるようになりました。