クラミジア

出産に関する解説

産道感染とは?感染予防のために帝王切開になる場合も

産道感染とは、母体の持っていた病原体(ウイルスや菌など)が分娩のとき産道の粘膜や血液を介して赤ちゃんに感染することです。B群溶血性連鎖球菌や大腸菌のほか、B型肝炎ウイルス、性感染症である性器ヘルペスやクラミジアなどの感染があります。病原体によっては、感染予防のために帝王切開になる場合もあります。産道感染は、分娩時に産道を通過する赤ちゃんが、母体の持っている病原体に感染することで起こります。産道感染の原因となる病原体には、細菌、ウイルス、真菌などがあり、その種類は様々です。産道感染は、赤ちゃんにとって重篤な合併症を引き起こす可能性のある感染症です。産道感染を防ぐためには、母体の感染症を早期に発見して治療することが重要です。また、分娩前に抗菌薬を投与したり、帝王切開を選択したりすることで、産道感染を防ぐことができます。
その他

育児の基礎知識:抗原

抗原とは、免疫反応を引き起こす物質のことです。免疫反応とは、体内に侵入してきた異物(細菌やウイルスなど)を排除するための反応のことです。 抗原には、細菌やウイルスだけでなく、花粉やダニの死骸、食べ物の成分など、さまざまなものがあります。抗原が体内に侵入すると、免疫細胞が反応して抗体を産生します。抗体は、特定の抗原と結合してその抗原を無力化します。 抗原は、免疫反応の鍵となる物質であり、免疫システムが機能するためには、抗原の存在が必要不可欠です。 抗原がなければ、免疫システムは異物を認識することができず、感染症やアレルギーなどの病気を予防することができません。
産後ケアに関する解説

育児の知恵『クラミジア』

クラミジアとは、人間の細胞の中で増えてしまう寄生微生物です。クラミジアにはいくつかの種類がありますが、性器クラミジア感染症を引き起こすのはクラミジア・トラコマチスという種類です。性器クラミジア感染症は、性的な接触によって感染する病気で、若い世代の間で増加しています。特に女性の性器クラミジア感染症の場合、本人にほとんど自覚症状がないため、感染による炎症が骨盤まで広がってしまうことも少なくありません。クラミジア感染による炎症が不妊症の原因となったり、妊娠時は流産・早産の原因ともなります。また、分娩のとき産道感染すると、生まれた赤ちゃんに肺炎や結膜炎を起こします。クラミジア感染がわかった場合は、抗菌薬を服用し、分娩までに完治をめざします。パートナーも同時に薬を服用することが必要です。