インフルエンザ菌b型

乳児ケアに関する解説

「小児用肺炎球菌ワクチン」について

小児用肺炎球菌ワクチンの必要性 小児用肺炎球菌ワクチンは、小児用の予防接種として、生後2~7か月未満に、27日以上の間隔で3回接種されます。その後60日以上おいて追加1回接種します。肺炎球菌は、乳幼児の重症感染症の原因となる細菌で、髄膜炎、敗血症、肺炎、中耳炎などを引き起こします。発病したときの死亡や後遺症を残す率は40%とされ、早期診断も難しい病気です。幼稚園や保育園などでの集団生活が始まる前、できるだけ早いうちに予防接種を済ませることが望まれます。
幼児ケアに関する解説

Hib(ヒブ)とは?感染すると命が危険に!

Hib感染の危険性 Hib感染は、髄膜炎、肺炎、喉頭蓋炎などの重い病気を引き起こす可能性があります。髄膜炎は、脳と脊髄を覆う膜に炎症を起こす病気で、発熱、頭痛、嘔吐、意識障害などの症状が現れます。肺炎は、肺に細菌が感染して炎症を起こす病気で、発熱、咳、呼吸困難などの症状が現れます。喉頭蓋炎は、喉蓋(声帯の上部にある軟骨)に炎症を起こす病気で、呼吸困難や声がれなどの症状が現れます。 Hib感染は、特に生後6ヶ月未満の赤ちゃんに多くみられます。この年齢の赤ちゃんは、免疫機能が未熟なため、感染すると重症化しやすいのです。また、Hib感染は、乳幼児の死亡原因のトップ10に入っています。 Hib感染を予防するためには、Hibワクチンの接種を受けることが大切です。Hibワクチンは、生後2ヶ月から定期接種を受けることができます。Hibワクチンは、4回接種する必要があります。