産後ケアに関する解説

産後ケアに関する解説

乳児保育とは、産休明けの0才児を保育園で預かるサービスのこと

乳児保育とは、産休明けの0才児を保育園で預かるサービスのことです。0歳からの保育サービスを提供する保育園では、乳幼児一人ひとりに寄り添いながら、安全で安心して過ごせる環境づくりを心掛けています。また、家庭的な雰囲気で保育を行い、親子の絆を深めながら、乳幼児の発達を促すことを目指しています。 乳児保育では、乳幼児一人ひとりに合わせた保育計画を作成し、発達段階に応じた保育内容を提供します。また、乳幼児の健康管理や栄養管理にも配慮し、健やかな成長をサポートします。さらに、乳幼児の保護者との連携を密にし、家庭と保育園が協力し合って乳幼児の健やかな成長を促すことを目指しています。
産後ケアに関する解説

知っておきたい!赤ちゃん誕生後の『お宮参り』

お宮参りとは、無事に出産したこと、そして赤ちゃんの健やかな成長を願い、初めて赤ちゃんと共に土地の守り神(氏神・うじがみ)様に参拝する儀礼のことです。初宮詣(はつみやもうで)や産土神(うぶすなかみ)参りとも言います。男の子は31日目、女の子は32日目に行うのが一般的ですが、現代は赤ちゃんの健康やママの回復などを考え、日を選ぶのが一般的になっています。 お宮参りでは、赤ちゃんの名前や住所を奉告し、お祓いを受け、お守りやお札をいただきます。また、親戚や友人からお祝いをいただくこともあります。お宮参りは、赤ちゃんの誕生を祝い、これからの成長を願う大切な儀式です。
産後ケアに関する解説

子宮復古:妊娠後の体の変化と回復

子宮復古とは、妊娠中に大きくなった子宮が、分娩後、徐々に妊娠前の状態に戻ることをいいます。 子宮復古は、分娩後6週から8週の産褥期に行われます。 子宮復古は、後陣痛や授乳によって促進されます。後陣痛は、子宮が収縮して元に戻る痛みで、産後1週間から2週間ほど続きます。授乳は、子宮を収縮させるホルモンであるオキシトシンの分泌を促します。 子宮復古は、通常は問題なく起こりますが、まれにうまくいかない場合があります。子宮復古がうまくいかない場合は、悪露が長く続いたり、腹痛を伴ったりすることがあります。このような場合は、産婦人科を受診することが大切です。
産後ケアに関する解説

修正月齢とは?早産児の成長と発達を正しく理解しよう

修正月齢とは、分娩予定日より早く生まれた赤ちゃん(早産の赤ちゃん)の成長を、実際に生まれた日ではなく、分娩予定日から換算して表したものです。例えば、2か月早く生まれたなら、生後2か月時点が生後0か月となります。一方、生まれた日から換算した月齢は「暦月齢」と呼ばれます。 修正月齢と暦月齢の大きな違いは、予防接種(ワクチン)の接種スケジュールです。予防接種は、修正月齢ではなく、他の赤ちゃんと同じスケジュール、つまり暦月齢で接種を受けることが原則です。これは、早産の赤ちゃんでも、予防接種を受けることで、病気にかかるリスクを減らすことができるからです。
産後ケアに関する解説

うつ乳とは?その症状と対処法

うつ乳とは? うつ乳とは、乳管に乳がたまって詰まった状態のことをいいます。乳管は、乳腺で造られた乳を乳首の先まで運ぶ管です。うつ乳が起こると、乳腺で造られた乳が乳管を通って乳首まで流れにくくなり、乳腺に乳がたまってしまいます。 うつ乳は、誰でもなる可能性がありますが、特に出産後や授乳中に起こりやすいといわれています。出産後は、ホルモンバランスが大きく変化するため、乳汁の分泌量が多くなったり、乳管が詰まりやすくなったりします。授乳中は、乳児が乳を吸うことで乳管が刺激され、乳汁がスムーズに流れやすくなりますが、授乳の間隔が空いたり、乳児がうまく乳を吸えなかったりすると、乳管が詰まりやすくなります。
産後ケアに関する解説

「ボンディング」とは?―親子が抱く愛着―

ボンディングとは、お母さんやお父さんが子どもに対して抱く「愛しい」「守ってあげたい」「大事にしたい」などの愛情・情緒的なきずなを指す心理学の用語です。赤ちゃんとお母さん(またはお父さんなど)の間に形成される「愛着/アタッチメント」の基盤にもなる想いです。赤ちゃんとの関係がうまく築けなくなったり、お母さんが心理的に追いつめられたりする原因になる場合もあるので注意が必要です。産後うつ病が背景にある場合は特に注意が必要ですが、育児がしんどい、苦しいと感じた場合は、一人で抱え込まず周囲に助けを求めましょう。地域の子育て支援包括センターも、相談しやすいです。
産後ケアに関する解説

産褥期を理解しよう

産褥期(分娩がすんで、女性の体が妊娠前の状態に戻っていくための時期(期間)をいいます。一般に、分娩後6週あるいは8週までです。)は、分娩後の女性が体の回復と新しい生活への適応を行う重要な時期です。産褥期には、ホルモンの変化、体の痛み、睡眠不足、情緒不安定など、さまざまな症状が現れることがあります。産褥期に起こる主な症状は以下の通りです。 * ホルモンの変化出産後、エストロゲンとプロゲステロンのレベルが急激に低下します。これにより、気分のむら、疲労、不眠、ほてり、発汗などの症状が現れます。 * 体の痛み出産後、会陰切開や帝王切開の傷口の痛み、子宮の収縮による痛み、乳房の張りや痛みなどの症状が現れます。 * 睡眠不足新生児の世話で睡眠時間が不足し、疲労やイライラなどの症状が現れます。 * 情緒不安定出産後のホルモンの変化や、育児のストレスなどにより、情緒不安定になり、気分のむら、イライラ、不安、抑うつなどの症状が現れます。 産褥期には、これらの症状を和らげ、体の回復を促進するためのケアが必要です。産褥期のケアには、以下のようなことが含まれます。 * 休息産褥期には、十分な休息をとることが大切です。新生児の世話は大変ですが、無理をせず、できる限り体を休めるようにしましょう。 * 栄養産褥期には、栄養バランスのとれた食事をとることが大切です。タンパク質、ビタミン、ミネラルを十分に摂取するようにしましょう。 * 運動産褥期は、体を動かすことが大切です。軽い散歩やストレッチなどから始め、徐々に運動量を増やしていきましょう。 * メンタルケア産褥期には、情緒不安定になりやすいので、メンタルケアも大切です。家族や友人などのサポートを受け、無理をせず、自分のペースで育児をしていきましょう。
産後ケアに関する解説

マタニティ・ブルーを乗り越える

マタニティ・ブルーとは、出産直後から数日後までの一時的な気分の変調のことです。約25~30%の人が経験するといわれています。イライラする、ちょっとしたことで涙が出る、気分が変わりやすいなどの症状がみられます。不安や緊張、集中力の低下、疲労感や食欲不振、頭痛、夢をよく見るなどを訴える人もいます。ただし、これは一時のことであり、通常は2週間くらいで自然に落ち着いてきます。特別に治療が必要なわけではありません。しかし、中には「産後うつ病」を発症する人もいるので、2週間以上たっても心身の変調がおさまらない、症状が強いなどの場合は、医師(お産を扱ってくれた主治医や精神科医、心療内科医など)や助産師・保健師に相談してください。
産後ケアに関する解説

育児と単純ヘルペスウイルス

単純ヘルペスウイルスは、初感染のあと、体内の細胞に潜む性質があります。単純ヘルペスウイルスには「1型」と「2型」の2タイプがあり、1型は主に顔や口唇、2型は主に性器ヘルペスを起こします。性器ヘルペスは再発しやすいのも特徴です。

ヘルペスウイルスは、1回感染すると体内に潜伏し、再発を繰り返すウイルスです。そのため、治癒は難しいとされています。

ヘルペスウイルスの感染経路は、主に接触感染です。感染した人の唾液や皮膚、粘膜に触れることで感染します。また、性行為によって感染することもあります。

ヘルペスウイルスの症状は、感染部位によって異なります。顔や口唇に感染した場合には、水ぶくれや口内炎ができます。性器に感染した場合には、かゆみやかぶれなどの症状が現れます。また、ヘルペスウイルスが脳や髄膜に感染した場合には、脳炎や髄膜炎などの重篤な症状が現れることもあります。

ヘルペスウイルスの治療法は、抗ウイルス薬です。抗ウイルス薬は、ヘルペスウイルスの増殖を抑え、症状を改善する効果があります。しかし、ヘルペスウイルスを完全に治癒することはできません。

ヘルペスウイルスの予防法は、接触感染を避けることです。感染した人の唾液や皮膚、粘膜に触れないように注意しましょう。また、性行為を行う際には、コンドームを使用しましょう。
産後ケアに関する解説

子育て世代包括支援センターとは?

子育て世代包括支援センターとは、妊娠期から子育て期まで切れ目なく、さまざまな相談に応じ支援を提供する施設です。保健・医療・福祉・教育など、お住まいの地域の機関が連携し、必要に応じて、個別に支援プランを作成して継続的な相談に応じます。 子育て世代包括支援センターの対象者は、すべての妊産婦さん、乳幼児とその保護者の方々です。子育てで困ったことやつらいことがあるときは、ひとりで抱え込まず、遠慮なく相談しましょう。
産後ケアに関する解説

掻爬手術とは?必要性と注意点

掻爬手術とは、流産などで胎児や胎盤が子宮内に残っている場合に行われる手術です。子宮の中の内容物をきれいに取り去る手術であり、一般的に掻爬手術と呼ばれています。掻爬手術は、妊娠12週未満で行われるのが一般的ですが、それ以降の週数で行われることもあります。掻爬手術は、全身麻酔または局所麻酔で行われます。全身麻酔の場合は、患者は手術中に眠っている状態になります。局所麻酔の場合は、患者は手術中に覚醒していますが、手術部位の痛みを感じないようにするために局所麻酔薬が使用されます。掻爬手術は、通常、30分以内に終了します。術後は、数日間は出血や痛みを伴うことがありますが、通常は数週間以内に回復します。掻爬手術は、安全な手術ですが、感染症や出血などの合併症が起こる可能性があります。
産後ケアに関する解説

血栓症とは何か?妊産婦のリスクと予防

血栓とは「血液のかたまり」のことです。これが動脈や静脈などの血管を塞いでしまうのが血栓症です。 日本人には多くないとされていましたが、食生活の欧米化などに伴って増加傾向にあり、注意が必要です。妊産婦で問題になるのは、深部静脈血栓症と、それによって起こる肺血栓塞栓症です。深い部分にできた静脈の血栓が、肺の動脈を塞いでしまう病気で、妊産婦の場合、妊娠中より産褥期に多く発生します。リスク因子として、高齢妊娠、妊娠悪阻、妊娠高血圧症候群や前置胎盤・切迫早産などで長期間ベッドで横になっていた場合、帝王切開の場合、程度のひどい脚の静脈瘤などが挙げられます。
産後ケアに関する解説

産後うつ病とは?そのサインと対処法

産後に発症するうつ病を産後うつ病と言います。産後うつ病は、産後のお母さんの10~15%に生じるとされています。産後うつ病のサインとしては、1日中気分が沈む、日常生活の中で興味や喜びが感じられない、赤ちゃんに何の感情もわいてこない、食欲もなく体重が減る、不眠/睡眠過多などが挙げられます。 産後うつ病と似た症状として、マタニティ・ブルー(ズ)があります。マタニティ・ブルー(ズ)も、産後うつ病と同様に気分が沈んだり、興味や喜びを感じられなくなったりする症状が出ます。しかし、マタニティ・ブルー(ズ)は一時的なもので、自然に治ります。一方、産後うつ病は、こうしたしずんだ気分が2週間以上続き、治療を必要とする病気です。 産後うつ病かなと思ったら、早めに精神科医や心療内科医、地域の保健所・保健センターなどに相談しましょう。
産後ケアに関する解説

産科医から紹介されるペリネイタルビジットとは?

ペリネイタルビジットとは、産科医の紹介で、妊婦さんが小児科を訪れ、個別にいろいろ話をすることです。 ペリネイタル(perinatal)は「産前産後(出生前後)」を意味し、出生前に行われるペリネイタルビジットは プレネイタル・ビジット(prenatal visit; 出生前訪問)とも呼ばれます。 妊娠初期から後期まで、妊婦さんが産科医の診察を受ける機会はたくさんあります。妊婦健診では、お母さんの健康状態やお腹の赤ちゃんの成長チェックが行われますが、赤ちゃんが生まれてからの育児についての話は、あまりされません。 ペリネイタルビジットでは、小児科医が、妊婦さんに、赤ちゃんが生まれてからの育児について、いろいろとアドバイスをしてくれます。 例えば、母乳育児のメリットや、ミルクの種類、離乳食の始め方、予防接種のスケジュール、赤ちゃんの泣き声の意味などについて教えてくれます。 また、育児に関する不安や悩みを相談することもできます。 ペリネイタルビジットは、産婦さんと小児科医が1対1で話す時間なので、とても有意義です。 産婦さんは、赤ちゃんが生まれてからどんな育児をすればいいのか、不安や悩みを解消することができます。 小児科医は、妊婦さんの不安や悩みに寄り添い、適切なアドバイスをすることができます。
産後ケアに関する解説

未熟児養育医療とは?その制度や給付内容、費用負担について

未熟児養育医療とは、入院治療が必要な未熟児(出生時体重が2,000グラム以下、体温が摂氏34度以下、呼吸器系や消化器系などに異常がある場合など)に対し、その養育にかかる医療費の一部を公費により給付するものです。指定養育医療機関において、①診察、②薬剤または治療材料の支給、③医学的処置、手術およびその他の治療、④病院または診療所への入院およびその療養に伴う世話その他の看護、⑤移送、を内容とする給付が行われます。なお、本人またはその扶養義務者の負担能力に応じた費用負担があります。
産後ケアに関する解説

母子保健法ってなに?

母子保健法とは、「母性並びに乳児及び幼児の健康の保持及び増進を図るため、母子保健に関する原理を明らかにするとともに、母性並びに乳児及び幼児に対する保健指導、健康診査、医療その他の措置を講じ、もつて国民保健の向上に寄与すること」を目的とした法律です。 母性の尊重、乳幼児の健康の保持増進を基本理念とし、保健指導、新生児訪問指導、健康診査、妊娠の届出、母子健康手帳の交付、低体重児の届出、未熟児養育医療、母子健康包括支援センター(子育て世代包括支援センター)の市町村設置の努力義務などを規定しています。
産後ケアに関する解説

母健連絡カード~妊娠中や産後の女性のために~

母健連絡カードは、妊産婦さんの健康を守るためのツールであり、医師などから勤め先に「こうした措置をとってください」と伝えるためのものです。妊産婦さんが、調子が悪くても休みにくい、職場で言い出しにくいなどの場合は、特に強い味方になります。 母健連絡カードの役割は、主に以下の3つです。 1. 妊産婦さんの健康状態を勤め先に伝えること 2. 妊産婦さんに必要な配慮をしてもらうこと 3. 妊産婦さんが働きやすい職場環境を整えること 母健連絡カードの使い方は、以下の手順で行います。 1. 妊産婦さんが、医師などから母健連絡カードを受け取る 2. 妊産婦さんが、母健連絡カードを勤め先に提出する 3. 勤め先が、母健連絡カードの内容に基づいて、妊産婦さんに必要な配慮をする
産後ケアに関する解説

搾乳とは?

搾乳のメリット 搾乳は、乳児が母乳を飲まない場合や、母乳の量を増やしたい場合に役立ちます。 搾乳は、乳腺管を刺激することで、母乳の生成を増やす効果があります。また、搾乳により乳房が空になるので、母乳が詰まるのを防ぐこともできます。その為、搾乳は母乳育児を成功させるために非常に重要なプロセスです。 搾乳は、母子の絆を深める効果もあります。搾乳中は、母親と乳児がスキンシップをとることで、お互いの愛情を確認し合うことができます。また、搾乳は、母乳育児をより快適にする効果もあります。搾乳により乳房が空になることで、乳房の張りを軽減することができます。
産後ケアに関する解説

母子保健とは? 健康増進のための基礎知識

母子保健とは、母親の健康の増進と乳幼児の健康の増進と発育の促進のための保健活動のことです。 乳幼児の保健は母親との関係が密接なため、こうした親子関係でとらえられています。母子保健法により具体的な対策が組まれています。 母子保健の目的は、妊産婦の健康を保持し、分娩の安全を確保し、乳幼児の健康を増進し、その発育を促進することです。 また、母子保健は、家族の健康と福祉を促進することにもつながります。
産後ケアに関する解説

初乳の重要性と栄養素

初乳とは、出産後、数日間だけ分泌される母乳のことです。 産後1~2週間ごろの母乳は「移行乳」、それからは「成熟乳」と呼ばれます。初乳は黄色くて粘りのある母乳で、たんぱく質やタウリンなど、この時期の赤ちゃんに重要な栄養成分や、免疫物質が非常に多く含まれています。 初乳には、アミノ酸であるタウリンが豊富に含まれています。タウリンは、脳の発育や視力の発達に重要な栄養素です。 また、免疫グロブリンなどの免疫物質も含まれており、赤ちゃんを感染症から守る働きがあります。 さらに、初乳には整腸作用や下痢止め効果があるオリゴ糖も含まれています。 初乳は、赤ちゃんにとってとても大切な栄養源です。 初乳は、赤ちゃんが産まれてすぐに飲ませることで、赤ちゃんの免疫力を高め、感染症から守るのに役立ちます。また、初乳には、赤ちゃんに必要な栄養素が豊富に含まれているため、赤ちゃんの脳や体の発育を促すのに役立ちます。
産後ケアに関する解説

産休明け保育とは?知っておきたい基本情報

育児に関する用語「産休明け保育(出産後8週間の産後休暇明け直後から保育所を利用すること。)」とは、出産後8週間の産後休暇明け直後から保育所を利用する制度のことです。産休明け保育は、育児と仕事の両立を支援するための制度であり、産後間もない母親が安心して育児と仕事を両立できるようにするための支援制度です。産休明け保育を利用するためには、出産予定日の4カ月前までに、保育所の申し込みが必要です。また、産休明け保育の利用には、一定の条件があります。
産後ケアに関する解説

反復・習慣流産/不育症の基本知識

反復・習慣流産と不育症は、いずれも流産を繰り返す状態を指す用語ですが、その定義は異なります。 反復流産とは、2回以上の流産を経験した状態を指し、習慣流産とは、3回以上の流産を経験した状態を指します。不育症とは、2回以上の流産や死産、早期(生後1週間以内)新生児死亡などで、赤ちゃんが得られない状態を指します。 近年では、不育症外来など専門的な医療を提供する病医院も少しずつ増えています。不育症の原因としては、染色体異常、子宮形態異常、子宮内感染症、ホルモン異常、血液凝固異常などが考えられます。不育症の治療法としては、原因に応じた治療が行われます。
産後ケアに関する解説

乳腺炎に関する基礎知識と症状

乳腺炎とは 乳腺炎とは、乳腺に炎症が起こる病気です。乳腺炎には、お乳が内部にたまって起こる「うっ滞性乳腺炎」と、細菌が入り込んで炎症を起こしている場合(化膿性乳腺炎)があります。 乳腺炎の原因 うっ滞性乳腺炎は、おっぱいが詰まってしまうことで起こります。詰まる原因は、母乳の出が悪い、授乳姿勢が悪い、授乳回数が少ない、ブラジャーがきつい、などです。化膿性乳腺炎は、乳頭に傷ができたり、乳管に細菌が入り込んだりすることで起こります。 乳腺炎の症状 乳腺炎の症状は、「乳房がパンパンに張って痛い」「乳房が熱を持っている」「微熱」「だるい」などです。ときには高熱が出る人もいます。 乳腺炎の治療 乳腺炎の治療は、うっ滞性乳腺炎と化膿性乳腺炎で異なります。うっ滞性乳腺炎の治療は、おっぱいをマッサージして詰まりを解消したり、母乳の出をよくしたりする方法が中心です。化膿性乳腺炎の治療は、抗菌薬を服用したり、場合によっては手術をしたりする方法が中心です。 乳腺炎の予防 乳腺炎を予防するためには、母乳の出をよくし、授乳姿勢を正しく、授乳回数を増やすことが大切です。また、ブラジャーをきつく締めすぎないようにすることも大切です。
産後ケアに関する解説

乳児家庭全戸訪問事業って何?

乳児家庭全戸訪問事業とは、すべての乳児のいる家庭を訪問することにより、子育てに関する情報の提供や乳児と保護者の心身の状況、養育環境の把握を行うほか、養育相談や助言等の援助を行う事業です。 「こんにちは赤ちゃん事業」とも呼ばれています。 原則として生後4か月までの乳児のいる家庭を対象とし、訪問は研修を受けた保健師、助産師や保育士、児童委員、子育て経験者等が行います。 2008(平成20)年の児童福祉法の改正により法定化され、市区町村により実施されています。