乳児ケアに関する解説

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保育所における看護師の役割

看護師 乳幼児は感染症にかかりやすく、病気の予防や看護の必要性が高いです。そのため、低年齢児を受け入れる保育所では、看護師の配置が望まれています。看護師は、乳幼児の健康状態を観察し、病気の早期発見・早期治療につなげることができます。また、感染症の予防策を講じたり、保護者への育児相談に応じたりするなど、乳幼児の健やかな成長をサポートする役割を担っています。
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「ボツリヌス菌」とは?赤ちゃんへの注意点

ボツリヌス菌とは、土壌や水に生息する細菌の一種です。この菌は酸素を嫌うため、酸素が少ない状態になると増殖し、毒素を産生します。ボツリヌス菌の毒素は、神経を麻痺させる作用があり、乳児ボツリヌス症やボツリヌス食中毒を引き起こす可能性があります。乳児ボツリヌス症は、生後6か月未満の乳児がボツリヌス菌の毒素を摂取することで発症する病気です。主な症状は、便秘、筋力の低下、呼吸困難などです。ボツリヌス食中毒は、ボツリヌス菌の毒素が混入した食品を摂取することで発症する病気です。主な症状は、吐き気、嘔吐、下痢、視覚障害、呼吸困難などです。ボツリヌス菌は、はちみつや発酵食品など、様々な食品から検出されることがありますが、適切な加熱処理を行うことで毒素を不活化させることができます。
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マザーリングとは?母親らしい世話の大切さ

育児に関する用語「マザーリング (母親による母親らしい世話のこと。「母親による愛撫」という意味がある。)」は、1960年代にアメリカの社会学者であるシャーリー・ラザルスによって提唱された概念です。ラザルスは、マザーリングを「母親が子供を育てるための行動」と定義し、マザーリングには、世話、愛撫、保護、教育、規律などさまざまな行動が含まれるとしました。 マザーリングの歴史は、人類の歴史と同じく古く、人類が誕生して以来、母親たちは子供を育ててきました。しかし、マザーリングが社会科学の研究対象となったのは、20世紀になってからです。20世紀半ば以降、女性の社会進出が進み、子育てと仕事の両立が求められるようになると、マザーリングについても関心が高まり、研究が進められるようになりました。
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事業所内保育とは?特徴とメリット

事業所内保育とは、0歳~2歳児を対象に、従業員の子どものほか、地域の子どもにも保育を提供する事業です。市町村の設置する保育所のほか、事業主に認められた企業や団体などが、認可保育園と同様、保育所を設置して保育を提供するものです。企業や団体が自ら保育所を設置するものと、保育所運営を外部委託するものがあります。地域の子どもたちと触れ合う機会をつくることで、社会性の育成や、地域の子育て情報を共有することで、子育ての孤立を防ぐことも期待されています。 保育スタッフの要件は、定員20名以上については、保育所の基準と同様、定員19名以下は小規模保育事業A型、B型の基準と同様となります。また、事業所内保育の特徴として、事業所の子ども優先との条件があるため、事業所の従業員の子弟が優先的に保育を受け入れられます。保育時間は事業所によって異なりますが、一般的には事業所が営業している間となっている場合が多いです。また、事業所内保育は、親子のコミュニケーションを密にすることを目的としています。その結果、子どもが親の働き方や、仕事の大変さ、やりがいや楽しさを学ぶ機会にもつながります
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知っておきたい「斜頸」について

頭が右か左のどちらかに傾いている状態を「斜頸」と言います。赤ちゃんに多いのは先天性筋性斜頸で、この場合、赤ちゃんの首のつけ根(頸部)にこりこりしたこぶのようなしこりがあります。斜頸のある赤ちゃんはしこりのあるほうに顔を向けようとしても筋肉がつっぱってしまい、いつも片側だけを向いて眠りがち。そのため、頭の形も少しいびつになってしまいます。けれどしこりは成長とともに少しずつ小さくなり、1歳~1歳6か月ころまでは自然に消え、首の傾きも治ることがほとんどです。
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脱水症状とは?原因や症状、予防方法を解説

脱水症状とは 脱水症状とは、体内の水分量が不足して起こる症状のことです。人間の体は、約60%が水分で構成されており、この水分は血液や筋肉、臓器など全身の細胞に存在しています。脱水症状は、この水分量が減少することで、体の機能が正常に働かなくなり、さまざまな症状を引き起こします。 脱水症状を引き起こす原因はさまざまですが、最も多いのは、汗をかいたり、吐いたり、下痢をしたりすることなどによる水分と電解質の喪失です。また、発熱や糖尿病など、体内の水分が失われやすい状態にある場合も脱水症状になりやすくなります。 脱水症状の症状は、軽度なものから重度なものまでさまざまです。軽度の脱水症状では、口の渇き、尿の減少、疲労感などの症状が現れます。重度の脱水症状になると、意識障害や昏睡状態に陥ることもあります。また、脱水症状は、熱中症や脳梗塞など、他の重篤な疾患を引き起こす原因にもなります。 脱水症状を防ぐためには、水分を十分に摂取することが大切です。特に、運動をしたり、暑さや寒さにさらされたりしたときは、意識的に水分を摂るようにしましょう。また、バランスのとれた食事を心がけ、電解質を補給することも大切です。
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カウプ指数とは?赤ちゃんの栄養状態を把握する指標

カウプ指数とは、赤ちゃんの栄養状態や体格(身長と体重のバランス/肥満かやせているかなど)をみるための指標です。生後3か月から1歳未満の赤ちゃんを対象としています。 カウプ指数の計算方法は以下の通りです。 1. 赤ちゃんの身長と体重を測定する。 2. 身長と体重を、「カウプ指数計算表」に照らし合わせる。 3. カウプ指数計算表の「身長」と「体重」の交わる部分の数字が、その赤ちゃんのカウプ指数となる。 カウプ指数の値は、-3~+3までの範囲で表されます。-3に近いほどやせていて、+3に近いほど肥満です。標準値は0です。 カウプ指数は、赤ちゃんの栄養状態や体格をみるための目安です。カウプ指数が低かったり高かったりする場合、医師に相談しましょう。
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むくみってなに? これからの育児に役立つ子育ての基礎知識を解説!

-育児に関する用語『浮腫(むくみのこと。医学的には、皮膚の下などに体液がたまってしまった状態です。)』- -むくみとは?- むくみとは、皮膚の下などに体液がたまってしまった状態です。医学的には浮腫と呼ばれます。むくみは、顔や手足、腹部などの様々な部位に起こり得ます。通常、むくみは一時的なもので、水分を摂りすぎたり、長時間同じ姿勢でいることで起こります。しかし、むくみが続く場合は、深刻な病気のサインである可能性があるため、医師の診察を受けることが大切です。 むくみの原因としては、以下のようなことが挙げられます。 * 水分の摂りすぎ * 塩分の摂りすぎ * 長時間同じ姿勢でいること * 妊娠 * 月経前症候群(PMS) * 心臓疾患 * 腎疾患 * 肝疾患 * 甲状腺機能低下症 むくみは、通常、痛みを伴いませんが、重く感じたり、張ったり、締め付けられたりすることがあります。また、むくみがひどい場合は、皮膚がつっぱったり、赤くなったりすることもあります。 むくみを予防するには、以下のようなことを心がけましょう。 * 水分を適度に摂る * 塩分の摂りすぎを避ける * 長時間同じ姿勢でいることを避ける * 適度な運動をする * むくみが続く場合は、医師の診察を受ける むくみは、一時的なものであれば、それほど心配する必要はありません。しかし、むくみが続く場合は、深刻な病気のサインである可能性があるため、医師の診察を受けることが大切です。
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乳幼児ゆさぶられ症候群とはなにか

乳幼児ゆさぶられ症候群とは、赤ちゃんや小さな子どもが激しくゆさぶられるなど大きな衝撃を受け、頭蓋内出血や眼底出血を起こし、死亡したり重い障害を招くことです。この症候群は、1970年代に初めて報告され、それ以来、世界中で多くの症例が報告されています。乳幼児ゆさぶられ症候群の原因は様々ですが、最も多いのは、泣き止まない赤ちゃんを親が強く揺さぶることです。また、赤ちゃんを高いところから落としたり、壁に強くぶつけたりすることも原因となることがあります。 乳幼児ゆさぶられ症候群は、赤ちゃんや小さな子どもにとって非常に危険な病気です。この症候群にかかると、脳に重度の損傷を負い、死亡したり、重い障害が残る可能性があります。乳幼児ゆさぶられ症候群を防ぐためには、赤ちゃんや小さな子どもを強く揺さぶったり、強い衝撃を与えたりしないことが重要です。また、赤ちゃんを高いところから落としたり、壁に強くぶつけたりしないように注意が必要です。
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居宅訪問型保育:必要な乳幼児と家庭へのサポート

居宅訪問型保育とは、0~2歳児を対象に、保育を必要とする乳幼児の居宅において、家庭的保育者による保育を行う事業のことです。対象は、原則として3歳未満の保育を必要とする乳幼児のうち、次のいずれかに該当すると市町村長が認めたものです。 ・障害、疾病等の程度を勘案して集団保育が著しく困難であると認められる場合 ・保育所の閉鎖等により、保育所等による保育を利用できなくなった場合 ・入所勧奨等を行ってもなお保育の利用が困難であり、市町村による入所措置の対象となる場合 ・ひとり親家庭の保護者が夜間・深夜の勤務に従事する場合等、保育の必要の程度及び家庭等の状況を勘案し必要な場合 ・離島その他の地域であって、居宅訪問型保育事業以外の地域型保育事業の確保が困難である場合 職員の要件は、必要な研修を修了し、保育士、保育士と同等以上の知識及び経験を有すると市町村長が認めた方(家庭的保育者)であり、事業主体は市町村、民間事業者等です。なお、障害児を保育する場合に、専門的な支援を受けられる連携施設の確保が必要となっています。
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下痢の症状と対処法

下痢とは、ウイルス感染や消化不良などの何らかの体調不良から、ゆるい液状の便が大量に出る症状のことです。通常、便は固形または半固形ですが、下痢になると水のようにゆるくなり、回数も増えます。下痢は、主に消化器系の感染症によって引き起こされます。代表的な感染症としては、ノロウイルス、ロタウイルス、細菌性腸炎などがあります。また、消化不良、食物アレルギー、薬の副作用などによっても下痢が起こることがあります。 下痢の症状としては、腹痛、吐き気、嘔吐、発熱などがあります。また、下痢が続くことで脱水症状を起こすこともあります。下痢がひどい場合は、医師の診察を受けることが大切です。医師は、下痢の原因を特定し、適切な治療を行います。下痢を予防するためには、手洗い、うがいを励行し、生ものを食べないようにすることが大切です。また、十分な睡眠と休息をとることも大切です。
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混合栄養の知識とメリットを学ぼう

混合栄養とは、母乳と人工栄養を組み合わせて乳児に栄養を与える方法です。混合栄養を採用する親は多く、その理由もさまざまです。混合栄養のメリットとデメリットを理解することで、混合栄養が自分と赤ちゃんに合っているかどうかを判断することができます。 混合栄養のメリット ・母乳育児と人工栄養育児の両方のメリットを享受できる ・母乳の出が悪い場合や、赤ちゃんの体重が増加しない場合でも、人工栄養を補うことで十分な栄養を摂取できる ・母親が外出したり、長時間離れる必要がある場合でも、人工栄養を飲ませることができる ・人工栄養を飲ませることで、母親の休息時間を確保できる 混合栄養のデメリット ・母乳育児と人工栄養育児の両方を行うため、時間がかかる ・人工栄養を飲ませることで、赤ちゃんの消化器系に負担がかかる場合がある ・母乳育児をやめると、母乳の出が減り、赤ちゃんが母乳を拒否する可能性がある ・人工栄養を飲ませることで、赤ちゃんがアレルギーを起こす可能性がある
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神経芽腫について

神経芽腫は、乳幼児に発生するがんの一種です。副腎や、脊髄の両脇にある交感神経節などから発生します。神経芽腫はかつて、神経芽細胞腫と呼ばれていましたが、現在は、神経芽腫と呼びます。神経芽腫のサインとしては、おなかが大きくふくれる、おなかにしこりができる、腹痛、胸痛などがあります。神経芽腫は、抗がん剤や手術、放射線などで治療します。神経芽腫は、早期発見が重要ですが、生後6~7か月の赤ちゃんを対象に行った尿検査(集団検査=マススクリーニング)は、2004年4月に中止されました。これは、この検査で「陽性(病気の疑いあり)」とされた子の中には、かなりの数で治療を必要としない子がいることがわかったためです。
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揺さぶられっ子症候群とは?

揺さぶられっ子症候群の概要 揺さぶられっ子症候群とは、赤ちゃんに「たかいたかい」を激しくしたり、強く揺するようにしてあやしたり、強くゆさぶることで頭蓋内出血や硬膜下出血などを起こすことをいいます。赤ちゃんは頭部が大きく、首の筋肉が未発達なため、激しく揺さぶられると頭が激しく揺れ、脳が損傷を受けやすくなります。 揺さぶられっ子症候群は、生まれたばかりの赤ちゃんから1歳未満の赤ちゃんに多く発症します。また、男の子よりも女の子に多く発症する傾向があります。 揺さぶられっ子症候群の症状は、嘔吐、痙攣、意識障害などです。また、脳損傷が重症な場合は、死亡する危険性もあります。 揺さぶられっ子症候群を防ぐためには、赤ちゃんを激しく揺さぶらないことが大切です。また、赤ちゃんをあやす際は、優しく抱きしめるようにしましょう。
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お食い初めとは?

お食い初めは、赤ちゃんの生後100日目または110日目に行われる儀式で、赤ちゃんに初めて食べ物を与えるお祝いです。お食い初めは、赤ちゃんが一生食べ物に困らないようにとの願いを込めて行われます。 お食い初めは、平安時代から行われていたとされており、江戸時代には、庶民の間にも広まりました。明治時代には、お食い初めの儀式が簡略化され、現在のような形になりました。 お食い初めは、男の子と女の子で儀式の内容が異なります。男の子の場合は、鯛の尾頭付き、女の子の場合は、鯛の頭付きの料理を赤ちゃんの前に置きます。赤ちゃんの口に食べ物を運ぶのは、父親または母親が行います。 お食い初めは、赤ちゃんの成長を祝う大切な儀式です。赤ちゃんが一生食べ物に困らないように、また、健康に育つようにとの願いを込めて、お食い初めを大切に守りましょう。
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子育てに外気浴を取り入れよう

育児に関する用語「外気浴」とは、子どもたちを外に連れ出し、新鮮な空気を吸わせる活動のことです。外気浴は、自然と触れ合い、免疫力を向上させる効果があると言われています。 外気浴は、屋外の公園や森、海などの自然環境で行うのが理想的です。子どもたちは、外気浴をすることで、新鮮な空気や阳光を浴びることができます。また、木々や草花に触れたり、鳥のさえずりを聞いたりすることで、自然の美しさや素晴らしさを学ぶことができます。 外気浴は、子どもの健康に良い効果をもたらします。外気浴をすることで、子どもの免疫力が向上し、風邪や感染症にかかりにくくなります。また、外気浴は、子どもの精神状態にも良い影響を与えます。外気浴をすることで、子どものストレスが軽減され、リラックスすることができます。さらに、外気浴は、子どもの運動不足を解消するのにも役立ちます。外気浴をすることで、子どもたちは自然の中で思いっきり体を動かすことができます。 外気浴は、子どもたちにとってとても良い活動です。ぜひ、定期的に外気浴をして、子どもの健康と成長を促進しましょう。
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寝冷えについて知る

育児に関する用語『寝冷え(眠っている間に体が冷えてしまうことを指します。)』 -寝冷えとは何か- 寝冷えとは、眠っている間に体が冷えてしまうことを指します。寝冷えをすると、風邪を引きやすくなったり、体調を崩しやすくなったりします。また、睡眠の質が悪くなったり、疲労感が残ったりすることもあります。 寝冷えの原因としては、室温が低いこと、寝具が薄すぎること、パジャマが薄すぎること、冷房の設定温度が低すぎること、などが挙げられます。また、飲酒や喫煙、入浴後の急激な冷却なども、寝冷えの原因となることがあります。
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脂漏性湿疹とは?

脂漏性湿疹の原因と症状 脂漏性湿疹の原因は明確にはわかっていませんが、皮脂の分泌が盛んになることが原因のひとつと考えられています。皮脂は、皮膚を保護する役割をしていますが、過剰に分泌されると、皮膚の表面にたまり、湿疹を引き起こしてしまいます。また、脂漏性湿疹は、新生児期に多く見られますが、これは、この時期の赤ちゃんは皮膚が薄く、皮脂の分泌が盛んなためです。また、脂漏性湿疹は、顔のほかにも、頭皮、胸、背中にできることもあります。症状は、黄色いかさぶたのような湿疹で、かゆみやかさぶたができることがあります。ひどい場合は、小児科または皮膚科を受診しましょう。
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子育て短期支援事業の概要とその活用方法

子育て短期支援事業とは、保護者の病気、出産、仕事などの理由により一時的に子どもを養育することが困難になった場合に、一定期間子どもを預かり保護者に代わって養育する事業(ショートステイ)と、保護者の残業や変則勤務などの事由により、保護者が平日の夜間または休日に不在となる場合に、保護者が帰宅するまで子どもを預かり養護する事業(トワイライトステイ)があります。 子育て短期支援事業は、児童福祉法に基づく事業であり、市町村が実施しています。事業の利用には、一定の条件があり、利用料もかかります。
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赤ちゃんの腹ばい、その重要性と安全な方法

腹ばいとは、赤ちゃんがお腹を下にして寝そべる状態のことです。これは、発達における重要なマイルストーンであり、赤ちゃんが首を上げたり、腕や脚を鍛えたり、手と目の協調を学んだりするのに役立ちます。 腹ばいになることは、赤ちゃんが世界を探索するのを助けることにもなります。赤ちゃんは、この姿勢から周囲を見回し、おもちゃに手を伸ばしたり、自分の体を動かしたりすることができます。また、腹ばいになることで、赤ちゃんは自分の体をコントロールすることを学び、バランス感覚を発達させることができます。 赤ちゃんが腹ばいになる時期は、個人差がありますが、通常は生後4ヶ月から6ヶ月頃になります。ただし、中には、もっと早くに腹ばいになる赤ちゃんもいれば、もっと遅くまで腹ばいにならない赤ちゃんもいます。
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ほふく室って何?その意味と育児における重要性

ほふく室とは、乳児が一人ひとりのペースで体を動かし、思う存分に自由に遊べる場所を提供するスペースのことです。2歳未満の乳児を対象とした保育所では、児童福祉施設の最低基準にその設置が定められており、保育所、幼稚園、認定こども園などの幼児教育施設に設置されています。 ほふく室には、マットやクッション、ハイハイの練習ができる段差、滑り台、ボールプールなどの遊具や素材が用意されており、乳児が安全に動き回ることができます。また、柔らかい素材で作られた小さな机や椅子が用意されており、乳幼児が絵本を読んだり、積み木で遊んだりすることができます。
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イオン飲料とは?正しい飲ませ方を解説

イオン飲料とは、カリウム、ナトリウムなど各種の電解質(でんかいしつ)を含む水のことです。 電解質とは、体液中に含まれるナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのイオンのことです。これらのイオンは、体のさまざまな機能に重要な役割を果たしています。 イオン飲料は、スポーツドリンクとして販売されているものが多いですが、スポーツをしていない人でも、脱水症状の予防や改善のために飲むことができます。特に、下痢や嘔吐などの症状があるときには、イオン飲料を飲むことが有効です。 しかし、イオン飲料は水代わりに飲むことはできません。 イオン飲料には糖分が含まれているため、習慣的に飲むとむし歯の原因にもなります。また、イオン飲料にはカフェインが含まれているものもあるので、カフェインの影響を受けやすい人は注意が必要です。
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経口感染について知っておくべきこと

-経口感染とは何か?- 経口感染とは、食べ物や飲み物を摂取し体内に取り込むことで罹患する発症経路のことです。経口感染症には、細菌性感染症、ウイルス性感染症、寄生虫感染症などがあります。細菌性感染症には、サルモネラ菌による食中毒、大腸菌によるO-157感染症などがあります。ウイルス性感染症には、ノロウイルスによる感染性胃腸炎、ロタウイルスによる急性胃腸炎などがあります。寄生虫感染症には、回虫症、ギョウチュウ症、サナダムシ症などがあります。 経口感染症の症状は、感染する菌やウイルスによって異なります。細菌性感染症では、下痢、嘔吐、腹痛、発熱などの症状が現れます。ウイルス性感染症では、発熱、頭痛、筋肉痛、下痢、嘔吐などの症状が現れます。寄生虫感染症では、腹痛、下痢、体重減少、貧血などの症状が現れます。 経口感染症を防ぐためには、食品衛生に注意することが大切です。食品を調理する際には、十分に加熱すること、生鮮食品はよく洗うこと、手をよく洗うことが大切です。また、生肉や生魚などの生の食品を食べることは避けましょう。
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手足口病について知っておきたいこと

手足口病は、ウイルス感染によって起こる急性発疹症です。1960年代の後半から発生し、70年代になって急速に増えてきた、新顔のウイルス性発疹症です。手足や口の中に小さな水泡ができ、大半は2、3日で苦痛なく治まってしまいます。潜伏期は3日から6日間です。 手足口病の原因は、コクサッキーウイルスA群16型です。ウィルスは、感染者のくしゃみや咳などによる飛沫感染や、汚染された物への接触によって感染します。症状は、手足やかかとにできる水泡、口の中の痛みや発疹、発熱、食欲不振などです。 手足口病は、通常は軽症で、数日で治癒します。しかし、まれに、髄膜炎や脳炎などの重症化する場合があります。手足口病の治療法はありませんが、対症療法で症状を緩和することができます。